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2005年 09月 18日

日本人の特殊性(18):ツアー

今回は一般的な観光ツアーをみてみましょう。今や日本人の海外旅行は一般的になってきているので、冒険旅行を楽しむグループ(なぜか年長者が多い。)もいるし、個人旅行を楽しむ人たち(若者が多い。)も現れてきています。

海外旅行ツアーというのは、すべてがアレンジされているし、内容の割には料金も安く設定されているので言葉の通じない外国旅行には最適のアレンジと言えるでしょう。どこに行くにも全部ガイド付きで、参加して解散するまで心配することは何もありません。その分自由時間がなくなるのはしょうがないことだと思います。

世界の観光地でさまざまな国からの観光ツアー客をみているといろいろと面白く観察することができます。ちょっと前の日本人観光ツアーと非常によく似た行為をしているのが韓国人グループです。本当にびっくりするほどやっていることが酷似しています。どたどたとやって来たかと思えばあっと言う間に去っていく。

最近の傾向として見られるのが、中国本土からの海外旅行ツアー客です。ちょっと前までは台湾からのグループが普通だったのですが、今はすっかり様変わりのようです。上海あたりのお金持ちでしょうか、中国本土の景気の良さが窺われます。顔つきではほとんど区別ができないこともあり、韓国人は日本人グループかと思ったりしますが、中国人グループはすぐに違いに気がつきますね。ファッションのせいでしょうか・・・

観光ツアーはもちろんアジア人だけではありません。よく見かけるのはドイツ人と米国人観光ツアー客でしょうか。日本人観光ツアーと同じようなコースを巡っているはずですが、あまり遭遇することはありません。一つの理由としては朝のスタート時間が違うのではないでしょうか。

日本人はいつも忙しく行動し、休暇の観光でしょうに、朝は早いですね。それともう一つの理由と言うか、原因でしょうか、夜の過ごし方が関係しているものとも思えます。西欧人の夕食は早くても9時頃からですから、ホテルに戻って寝る頃には12時を回ってしまうでしょう。日本人の夕食はだいたい7-8時くらいですから、生活時間帯の差に原因があるのかも知れません。

以前バルセロナに行ったときもそうでした。美術館のオープンが午前10時が普通なので、その前に開いている公園に朝一番でざわざわやって来たのは日本人観光ツアーグループでした。しかも何組もがやってきたのです。そのすべてが日本人でした。その時間に公園にいたのは犬の散歩をしたり、ジョギングをしている地元のスペイン人だけでした。え?私はなんでそこにいたかって?私の場合は、まだイランとの時差の影響が残っていたようで早起きしてしまったのです。

アジアの観光地では目立ちませんが、ヨーロッパ、中南米では日本人の早い夕食は目立ちます。レストランが開くのがそもそも8時頃ですから、待っていて一番乗りするのは日本人グループです。ですから、まだお客さんが誰もいないということになります。

昔のヨーロッパ観光ツアーでは、日本人グループはレストランの隅の席に追いやられると言われたものです。私が始めてヨーロッパに行った時もそうでした。食事の際の日本人の出す音が嫌われている最大の原因ではないと思っています。

ツアーを見ていて感心するのはドイツ人ツアー客です。彼らは徹底した合理主義で、経済的に海外旅行を楽しんでいるように見えます。まず、彼らの姿を5つ星ホテルで見かけることがない・・・多分、どっかシャレーのようなところか小じんまりしたホテルに宿泊しているのだと思います。

その延長として、タイのプーケットで見られるような白人村みたいのが開発されるのでしょう。ここの場合は1か月に及ぶような長期滞在が前提なので、ホテルなどに多額を払う訳にはいきませんね。プーケットの5つ星ホテルに団体で宿泊しているのは大体日本人か韓国人じゃないかなぁ。

日本人は決して臆病ではないのでしょうが、海外旅行の場合一番気にしているのが治安のようです。本人が注意していればいいだけなのですが、いいホテルに泊めたい旅行代理店の陰謀かも知れません。それでその結果として多くの日本人団体客が5つ星ホテルに宿泊するようになったものと思います。

ガイドブックもその陰謀に加担しているようです。どこそこの地区は治安が悪いので足を踏み入れないようにとか注意書きがあったりします。確かに日本人の身の安全を考えての注意書きでしょうが、そういう場所には結構楽しいところがあって、そこで遊ばれたりすると現地の旅行代理店の用意するオプショナル・ツアーの客が減ってしまうからだとも思えます。日本人は早く寝かせて、朝早くから観光地を案内すればいいというようなものでしょう。
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by elderman | 2005-09-18 10:52 | えるだま雑記【案内画面】


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