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えるだま・・・世界の国から

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2006年 11月 23日

タデ科(Polygonaceae)

植物科別勉強中、今回はタデ科です。タデ科には地味な植物が多いようです。どれも花が小さいので地味に映るのでしょう。

写真にない植物もあるし、その科のすべての植物を網羅するなんてできそうもありません。不定期更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。写真提供のご協力をいただいているM-flower5さんは日本に在住の方です。

参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。


アンティゴノン属(Antigonon)
・アサヒカズラ(朝日葛)(Antigonon leptopus)、英名:Coral vine、Mexican coral vine
(解説)メキシコから中央アメリカに分布。花弁はなく、見えるのは濃いピンク色をしたハート形の萼片。別名で「ニトベカズラ」(新渡戸葛)と呼ばれる。写真はベトナムで撮影したものです。
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イヌタデ属(Persicaria)
・イヌタデ(犬蓼)(Persicaria longiseta)
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。道端や畑、荒れ地などに生える。別名で「アカマンマ」とも呼ばれる。白い花のものもある。写真は日本で撮影したものです。
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・オオケタデ(大毛蓼)(Persicaria pilosa)、英名:Prince's feather
(解説)中国の南部からヒマラヤに分布。日本へは観賞用に江戸時代に渡来。写真は日本で撮影したものです。
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・サクラタデ(桜蓼)(Persicaria conspicua)
(解説)本州から四国、九州に分布。水田や水辺の湿地に生える。写真はM-flower5さんの撮影したものです。
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・ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)(Persicaria senticosa)
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。花弁はなく、花のように見えるのは萼片。写真は八丈島で撮影したものです。
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ギシギシ属(Rumex)
・ギシギシ(羊蹄)(Rumex obtusifolius)
(解説)道端や草地に自生。写真はイランで撮影したものです。
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・スイバ(酸葉)(Rumex acetosa)、英名:Sorrel
(解説)北半球の温帯地域に広く分布。名前は、茎や葉に蓚酸が含まれ噛むと酸っぱいことから。別名で「スカンポ」とも呼ばれる。写真は八丈島で撮影したものです。
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ソバ属(Fagopyrum)
・シャクチリソバ(赤地利蕎麦)(Fagopyrum cymosum)、英名:Perennial buckwheat
(解説)インド北部から中国が原産。日本でも一部野生化している。別名で「シュッコンソバ」(宿根蕎麦)とも呼ばれる。写真はM-flower5さんの撮影したものです。
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タデ属(Polygonum)
・オオベニタデ(大紅蓼)(Polygonum orientare)
(解説)インド、マレーシア、中国が原産。河原や荒地に生える。写真はM-flower5さんの撮影したものです。
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・ナツユキカズラ(夏雪葛)(Polygonum aubertii)、英名:Silver lacevine
(解説)中国の西部やヒマラヤに分布。写真はイランで撮影したものです。
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・ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)(Polygonum capitatum)、英名:Pink-head knotweed
(解説)インド北部のヒマラヤが原産。日本へは明治時代の中頃に渡来。写真は日本で撮影したものです。
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・ミズヒキ(水引)(Polygonum filiforme)
(解説)日本、朝鮮半島、中国、インドネシアに分布。名前は、その姿が水引に似ていることから。写真は日本で撮影したものです。
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・ギンミズヒキ(銀水引)(Polygonum filiforme form albiflorum)
(解説)ミズヒキの白花品種。園芸種だと思われます。写真は日本で撮影したものです。
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by elderman | 2006-11-23 10:31


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