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えるだま・・・世界の国から

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2006年 08月 25日

浦島太郎の雑記(27)格差社会

最近、話題になっている格差社会ですが、浦島太郎の私には、日本も外国みたいになって来ているという印象があります。私が、格差社会を一番感じたのはバンコクです。続いて中南米の国々かな。今の日本は、それに近くなっているのかも知れません。

バンコクでは、庶民生活の代表のような蚤の市や屋台があるかと思えば、高級ブランドショップや高級デパートもあります。トゥクトゥクと呼ばれるオート三輪があり、そしてベンツ、BMWも走っている。日本の場合はまだ格差の幅が小さいようですが、いずれバンコクのようになるのかも知れません。屋台の復活は楽しいと思いますけどね。

タイ人のお金持ちは、小金持ちの日本人よりもずっと裕福です。そして、お金持ちの外国人もバンコクにたくさん住んでいます。5つ星ホテルに宿泊し、屋台の味に舌鼓を打って楽しめる日本人には楽しいバンコクですが、そこの住民となったらどうなんでしょうか。お金持ちグループに属したら、楽しいかも知れませんが、庶民と一緒のグループだったらどこまで楽しめるのかなぁ。

世界中どこでも見かけるバックパッカーさんはバンコクの安宿に泊まり、庶民と同じような食事を楽しんでいますが、一生住むということになるとどうなんでしょうね。短期間ならエンジョイすることができるのでしょうけど・・・。年単位でバックパッカーをやっている人なら、バンコクは住みやすいかも知れません。

日本のビールを見ると、プレミアム・ビールのように値段の高いビールがあり、普通のビールがあって、ちょっと安い発泡酒があって、さらに第三のビールのようなものがあります。それぞれの財布の事情に応じて選択肢があるというのはいいことなのでしょうが、格差社会の表れと思うとちょっと哀しいかな。

カレールウだって、例の「プライムですから」というCMがあるように、高級なものと普通のものが発売されています。これまでにも高級志向の商品が発売されたことはありますが、あれはバブル経済の頃だったのでしょうか。今は違った意味で、より定着しやすい経済環境にあるのかも知れません。食品の場合は、一点豪華主義ということもできますが、いつも高級食材を求めると一か月の食費には響くでしょうね。

超大金持ちがいなくてみんな同じような豊かさという日本の良さが年々失われていくようですが、これからは世界の国々にみられるような、お金持ち、普通の人々、貧しい人々が混在した社会になっていくのでしょうかねぇ。

by elderman | 2006-08-25 08:22 | えるだまの観察


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