えるだま・・・世界の国から

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2006年 07月 08日

イランの思い出(27)イランにないもの

イランで約4年を過ごしましたが、イランにないものについて書いておきましょう。ペルシャ商人の国ですから、腐らないものならまず何でもあります。ないものとなると生鮮食品ということになるでしょうか。生鮮食品以外なら大抵の日本食の食材は買えます。

まずは、日常生活に欠かせない野菜です。市場では、長ネギを見かけたことがありません。太い白いネギはありますが、これは日本の長ネギの代用にはならないでしょう。香りがまったく違います。ワケギのようなものはありますが、こちらも香りは違います。日本で食べられるようなネギが恋しかったです。

山芋、里芋の類も滅多にみることがありませんでした。日本人グループが栽培しているものをいただいたことはありますが、イラン人はまず使わないのだろうと思います。キャベツについてお話したことがありますが、イランのキャベツは硬くて不味いものです。焼そばなどに入れる気がしないような代物なので、私は代わりにレタスを使ったくらいです。

豚肉は、イスラム教では食べてはいけないものなので市場で見かけることはありませんでした。噂では、とある場所で猪の肉を売っているというのを聞いたことがあります。これは日本人や中国人などの特定の相手を対象とした商売のように思えます。イランでも田舎の方では豚肉を食べるというような話を聞いたことはありますが、確証はありません。

魚は基本的に淡水魚ばかりで、魚料理というとほとんどが養殖鱒でした。海の魚を手に入れることは大変難しいです。ホワイトフィッシュやチョウザメなど、カスピ海でとれる魚には美味しいものもありますが、海の魚とは違います。カスピ海周辺では鯉も売っていますが、あまり人気がないようでした。鰻や泥鰌は見たことがありませんが、これは存在しないというよりも市場価値がないのでしょう。

イラン人は海の魚を臭いと言います。これはペルシャ湾から運んで来ても鮮度が落ちてしまうという理由もありますが、イラン人には海の香り、磯の香りというものは悪臭に感じられるもののようです。それでも、ツナの缶詰はイラン人も利用するようで、普通のスーパーにおいてありました。

アイスクリームはもちろんありますが、世界に出回っているブランドものを見かけることはありませんでした。シェフから聞いたのですが、高級住宅地にあるスーパーマーケットでは、お客さんからの引き合いがあるようで、たまに入荷しても店頭に並ぶことはないようです。私はイランの餅のようなアイスクリームは好きではありませんが、日本人の中には好きな人もいるようでした。

煙草は、国産と輸入ものがありますが、アメリカの有名メーカーの煙草は常時ありました。マールボロで140円くらいだったので、私は煙草に関して不自由はありませんでした。ただし、日本製の煙草までは置いてありませんから、愛好者にはお気の毒なことです。

(鱒の養殖場)
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by elderman | 2006-07-08 09:02


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