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えるだま・・・世界の国から

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2006年 06月 29日

イランの思い出(18)ゴルフ場

どこの国に赴任してもそうですが、日ごろの運動不足を解消するためにゴルフをすることにしています。テヘランには幸いにゴルフ場が一か所だけあり、そのゴルフ場までアパートからは10分くらいで行けます。実は、アパートを選ぶ際にゴルフ場のある場所も確認しておいたのです。

ゴルフ場は、エンゲラブ・スポーツ・コンプレックスという施設の一角を占めています。この運動施設は広大な敷地を持っていて、プールやテニス、サッカーなどさまざまなスポーツが楽しめます。私が着任してゴルフを開始した頃は、週末だと言え、ゴルフ料金は比較的安いものでした。3000円くらいだったと思います。しかし、その後どんどん値上げをして、今では5000円を超えていると思います。

そのゴルフ場、日本やタイのゴルフ場と比べるととんでもないゴルフ場です。フェアウエイは芝生の代わりに雑草が生え放題、隣のホールとの境目がほとんどないという場所もあります。しかも、18ホールなくて、13ホールしかありません。5ホールを2回プレーして、全部で18ホールにするというものです。

ゴルフ場では、日本人のほかに韓国人を多く見かけました。イラン人は夕方、のこのこ出て来てプレーしているようでした。早朝からスタートするのは、もっぱら日本人と韓国人でした。この二つの国の人たちはゴルフが大好きと言ってもいいでしょう。そして、2回目のホールでは、当然ながら順番待ちの大渋滞が起きるのでした。

イランではまず雨は降りません。雨でコンペが中止になったことは2、3回しかありませんでした。しかし、冬には雪が降ります。幹事になってしまったときには、雪でも現地に行かなくてはいけません。雪の降る中、プレーをして雪が積もってしまい、9ホールで中止したこともあります。私は、怠け者ですから、幹事でなければ寒い日のプレーなんてやりたくないのですけどね。

私は、イランで約4年間過ごしましたが、最後の1年はゴルフをやめてしまいました。その理由は、ゴルフ場に飽きてしまったこと、そしてゴルフ場が危険だからです。私は、誰かのボールに当たったことはありませんでしたが、当てたことは再三ありました。下手だからなのでしょうね。(苦笑)

プレーを一緒にする人たちは、日本人の仲間で、毎週金曜日にコンペをやっていました。参加者は、日本の商社に働いている人が多かったです。30名くらいメンバーがいて、結構盛んでした。ただ、ゴルフ場にクラブハウスがなく、シャワーもないし、ビールも飲めないので、18番ホールを終了すると、そこで表彰式をやって直ぐに解散というものでした。

このゴルフ場、昔はちゃんと18ホールあって、しかもちゃんとしたコースだったそうです。現在は、あちこちが削られ、13ホールしかなく、しかも、それがちゃんとしたホールとは言えないような代物なのです。それでも、イランにゴルフ場があるということが意外でもあり、曲りなりにもプレーできるというのは喜ばしいことです。

ゴルフ場にキツネが住んでいて、ときどきゴルフボールをくわえていくというようなこともありました。ボール拾いのイラン人が現れて、プレー中のボールを拾って行ってしまうということもありました。(笑)
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(私は、48インチ長尺ドライバーを使用しています。)
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by elderman | 2006-06-29 09:56


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