2006年 06月 23日
植物の科別に勉強中です。これまでに世界中で撮影した花の写真を科別に整理して行きたいと考えています。キク科やマメ科など大きな科は大変なので、あまり種類のない科からぼちぼちやって行きたいと思っています。 まずはアオイ科からです。アオイ科にはあまり種類がないので覚えやすいですね。代表的なものは、ゼニアオイ、タチアオイ、フヨウ、ムクゲ、ハイビスカス、オクラと言ったところでしょうか。 写真にない植物も出てきますし、その科のすべての植物を網羅する気はありません。不定期更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。画像で協力をいただいているM-flower5さんは日本在住の方です。 参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、 ”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。 アオイ属(Malva) ・ゼニアオイ(銭葵)(Malva sylvestris var.)、英名:Mallow (解説)西南アジアから南ヨ-ロッパが原産。日本へはへは江戸時代に観賞用として渡来。花はハーブティーに利用される。写真は日本で撮影したものです。 ・ウスベニアオイ(薄紅葵)(Malva sylvestris)、英名:Common mallow (解説)ヨーロッパが原産。若い葉や花はサラダに、またハーブティーとしても利用される。ふつうには「コモンマロー」と呼ばれる。 (画像なし。) タチアオイ属(Alcea) ・タチアオイ(立葵)(Alcea rosea)、英名:Hollyhock (解説)西アジアから中国にかけてが原産。日本へは室町時代に渡来。写真は日本で撮影したものです。 ・カンナビナ(Alcea cannabina) (解説)地中海沿岸地方の原産。カンナビナとは「大麻のような」という意味。写真はルーマニアで撮影したものです。 ラバテラ属(Lavatera) ・ラバテラ(Lavatera) (解説)日本には「トリメストリス」という品種が明治時代に渡来し「花アオイ」という和名がある。 (画像なし。) フヨウ属(Hibiscus) ・ケナフ(Hibiscus cannabinus)、英名:Kenaf (解説)原産地は不明だが、アジアまたはアメリカの熱帯地域と考えられている。二酸化炭素を多量に摂取するので注目されていますね。写真は日本で撮影したものです。 ・ムクゲ(槿)(Hibiscus syriacus)、英名:Rose of Sharon (解説)中国、インドが原産。韓国の国花。写真はイランで撮影したものです。 ・フヨウ(芙蓉)(Hibiscus mutabilis)、英名:Cotton rose hibiscus (解説)極東に分布、一日花。写真は日本で撮影したものです。 ・酔芙蓉は芙蓉の園芸品種です。朝白い花を咲かせ、午後になるとピンクに変わり、夕方から夜にかけて赤くなり、翌朝にはしぼんでしまう。写真は日本で撮影したものです。 ・ブッソウゲ(仏桑華)(Hibiscus rosa-sinensis)、英名:Chinese hibiscus (解説)中国南部またはインド洋諸島は原産。写真はベトナムで撮影したものです。 ・フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)(Hibiscus schizopetalus) (解説)風鈴の姿をしたブッソウゲ。写真はベトナムで撮影したものです。 ・ハイビスカス・スノーフレーク(Hibiscus ‘Snow Flake’) (解説)斑入りハイビスカス。観葉植物としても楽しめる。写真はイランで撮影したものです。 ・ハイビスカス(仏桑華)(Hibiscus cv.)、英名:Hibiscus (解説)ハワイの州花。ハワイアン・ハイビスカスという交配種を指す。赤いハイビスカスはドバイで、黄色いハイビスカスはタイで撮影したものです。 (八重咲きもあります。) ・モミジアオイ(紅葉葵)(Hibiscus coccineus) (解説)北アメリカが原産。葉が深く5裂する。写真はM-flower5さんの撮影です。 ・アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)(Hibiscus moscheutos) (解説)北アメリカが原産。大きな花が咲く。写真は日本で撮影したものです。 ヒメフヨウ属 ・ウナヅキヒメフヨウ(Malvaviscus arboreus) (解説)これ以上花は開かない。写真はベトナムで撮影したものです。 トロロアオイ属(Abelmoschus) ・トロロアオイ(Abelmoschusmanihot)、英名:Sunset hibiscus (解説)中国が原産。写真は日本で撮影したものです。 ・オクラ(Abelmoschus esculentus)、英名:Okra (解説)アフリカ東北部が原産。日本へは江戸時代に渡来。写真は日本で撮影したものです。 イチビ属(Abutilon) ・イチビ(青麻)(Abutilon avicennae)、英名:China jute (解説)インドが原産。日本には古くから存在。写真はイランで撮影したものです。 ・チロリアン・ランプ(Abutilon megapotamicum) (解説)原産地はブラジル。別名「ウキツリボク」。写真は日本で撮影したものです。 ワタ属(Gossypium) ・ワタ(綿)(Gossypium arboreum var. indicum)、英名: Cotton (解説)インドや中央・南アメリカが原産。日本へは平安時代のはじめに渡来。上の写真はM-flower5さんの撮影です。下の写真はオランダで撮影したものです。
by elderman
| 2006-06-23 12:36
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海外在住13年余、渡航国数は40か国です。海外在住と海外旅行の記事、世界の花の写真、エッセイなど盛りだくさんです。現在は日本在住です。★お気楽にコメントをいただければ大変嬉しく思います。 by elderman カレンダー
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