えるだま・・・世界の国から

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2006年 05月 16日

イランの思い出(1)時間

そろそろイランの思い出について綴ってみたいと思います。もちろん帰国して見る日本との比較になることは間違いないでしょう。開発途上国であるイランと先進国である日本とでは大きく事情は異なり、また西アジアと東アジアということで同じアジアでも相当な距離があります。宗教もイスラム教のイランと仏教徒もどき無宗教の日本という大きな違いもあります。

帰国して一番感じることは、やはり時間そのものの違いでしょうか。イランではゆっくりと時間が経過するのに対し、日本ではなぜか時の経つのが速いように感じます。日本での私は専業主夫ですから、イランに住んでいるときよりも自分の時間はたっぷりあるはずなのですけどね。

帰国してからは、極力テレビを見ないようにしています。ただ日本にいると天気予報を知る必要があるので、朝と夕方にはニュース番組などを見るようにはしています。イランでは天気予報など必要なかったのでそういう目的でテレビを見ることはありませんでした。雨が降らないイランですから、当然ですけどね。

専業主夫の仕事はあまり多いものではありません。自由時間はたっぷりあります。もっとも私が完璧に家事をやっていないからだと言われればそのとおりなので、世間一般の専業主婦の方々に自由時間がいっぱいあるということではありません。だいたい掃除はしないし、それ以外はほとんど全自動化されています。

イランでの生活と帰国してから全然違うのが、週末の過ごし方だと思います。イランでは週末は、自分で料理を作るのが楽しみでした。それしか楽しみがないと言ってもいいくらいです。日本の週末では、家族がいます。家族と過ごせる楽しい時間があります。イランで一番暇だった週末が、日本では家族とともにわいわい、がやがや。これが一番の違いのようだし、このせいで自分の時間がないと感じるのかもしれません。

平日になるとイランにいたときのような静寂が戻ってきます。やるべきことは、犬の散歩と夕食の準備くらいなものです。これまでは自宅の整理整頓などをやっていたので、自分の時間がないと感じたのかもしれません。自宅の改善については、終わった訳ではありませんが、これからはぼちぼちとやって行きたいと思っています。

若い頃は、30分が長く感じられたものです。30分もあれば何かをしていないと気がすまないような・・・ 今では30分なんて、何もしないでぼーっとしていられるようになったようです。この感覚の違いについて考えて見ると、歳をとると時の進み方が速くなる、あるいは歳をとると心身の活動がのろくなっているのかもしれません。

イランにいたときには、午後4時には仕事が終わってしまったものです。後は寝るまで自由時間です。午後6時半になると日本では深夜の12時になります。帰宅してインターネットで日本の方々とのコミュニケーションをとることが楽しみでした。ブログはその一つの手段ということです。

イランでは夕食後、翌日用のブログ記事の用意をしたり、本を読んだり、DVDで映画を見たり、たっぷり時間があります。日本のみなさんが寝てしまう時間なので、私も日本時間の3時頃(イランでは9時過ぎ)に寝てしまう習慣がついてしまいました。朝はだいたい5時半に起きて、のんびり過ごし、お腹が空いてから朝食をいただくことにしていました。(朝食は自分で用意していました。)

日本では、朝6時頃一人で起きてインターネットを覗き、家族が起きてくるのを待っています。家族が7時前に起きてくると、朝食やらでばたばたやっています。この時間帯、私は邪魔にならないようにしています。食事もせず、トイレも使わず、ですね。(笑) それに、忙しい朝食には付き合う気にもなりません。(苦笑)

家族のみんなが出て行くと、ようやく静寂が訪れ、イランにいたときのことを思い出す余裕も出てくるようです。イラン国の政治的な動きは感心しませんが、一般的なイランの話題ということで、これからシリーズ化して記事を書いてみたいと思います。

(初夏のテヘラン・・・アパートからの眺望)
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by elderman | 2006-05-16 10:13


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