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えるだま・・・世界の国から

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2006年 04月 28日

浦島太郎の雑記(6)花

花というのは誰からも愛されるものなのですねぇ。今朝、チリ(犬)を散歩に連れて行きながら、他所の家の庭を拝見していると、素敵な庭園を見つけました。それほど大きな庭園ではありませんが、庭いっぱいに花が植えられていて、ざっと見渡しただけでも100種類は下らないほどの花がありそうでした。

そのお宅の奥様が丁度庭に出ていたので、私は声を掛けずにはいられませんでした。奥様は大変愛想のいい方で、私が「花の種類が多いですね」と言うと、その理由を話してくださいました。通りがかりの人たちが庭の豊富な種類の花を見て、自宅にある珍しい花を持参して、花の交換を申し出てくれるのだそうです。

こういうのを好循環というのでしょうか、わざわざ花を探さなくても、自動的に収集できてしまうなんていいですね。花の少ない普通の家ではちょっと考えられないことでしょう。もっとも、いろいろな種類の花が増えて、庭の手入れが大変になるという嬉しい悲鳴があるかも知れませんけどね。

私は世界各地を見てきていますが、日本の家の庭の花の種類の多さに驚かされます。日本人は和食だけでなく世界中の食事を好むように、花についてもいろいろな種類を楽しむのが好きな国民のようです。日本では、決して広くない庭にさまざまな花が咲き、さらに植木鉢にもたくさんの花が咲いていますね。

食事で日本人にとって人気のあるのは、中国料理、韓国料理、イタリア料理、フランス料理、タイ料理、メキシコ料理でしょうか。植物の原産地では、地中海沿岸地域、南アフリカ、マダガスカル、中国、中南米辺りが多いでしょうか。食事と花の分布は少し違っているみたいですね。

西欧や南米では、大きな庭を持つお金持ちを除くと、大抵はアパートの窓に花を飾っています。中庭のあるアパートには植木が植えられていますが、種類はそれほど多くはないと思います。イランでは、私はテヘランの高級住宅地域に住んでいましたが、近所の庭をみても日本の庭ほど多くの種類の花があるものを見たことがないような気がします。私の入居していたアパートには庭師がいて庭園の管理をしていましたが、花の種類はそれほど多いものではありませんでした。

気候の違いもあるでしょうが、日本だって高温多湿という特徴を持っていますから、日本が花の生育に恵まれているとは言えないでしょう。実際、熱帯の国で咲いている花を日本に持ち込んで開花させるというのは難しいことのように思えます。それでも、日本では温室栽培された世界中の園芸種が楽しむことができますね、すごいことだと思います。
浦島太郎の雑記(6)花_e0031500_12301537.jpg

写真は、花の王様と賞賛される「キング・プロテア」の蕾です。

by elderman | 2006-04-28 12:24


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