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えるだま・・・世界の国から

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2006年 01月 20日

古い記憶(16)小学一年生の頃

(一億総白痴化)
「一億総白痴化」(大宅壮一)って昭和31年に言われていたんですねぇ。私の家にまだTVが入って来る前のことだったんです。もっともこの言葉は、学校の先生から聞いたので、小学校5年生くらいになってからかも知れません。50年も前にこう言われたのですが、果たして結果はどうなのでしょう。

(愚連隊)
「愚連隊」という言葉もこの頃です。父親が使っていたのかも知れません。語源は「ぐれる」から来ているそうですが、「グレンタイ」という響きは何か怖そうな感じがしました。荒くれ者の集団というイメージがありました。

(シンタロー刈り)
この言葉は知ってますが、子供だったのでどんな髪型か想像できませんでした。今でも明確には分かっていません。「スポーツ刈りの前髪を短く刈りそろえないで額に垂らしておく髪形」というのですが、「スポーツ刈り」すらピンと来ません。団塊の世代の上の方の世代の人はやっていたのでしょうか。

(デート)
「デート」という単語はこの頃から使われ始めたそうです。それまでは「逢引き」だったのかなぁ。「ランデブー」なんて言葉も使われていたそうですが、これには大正ロマンの香りがしますね。子供だった私には縁のない言葉でした。

(月刊誌)
私の家では漫画を買うことは禁止事項だったのですが、「小学一年生」(?)というような月刊誌は定期購読していました。いろいろ付録が付いていたので、私は本体よりもそちらに興味があったようです。紙製のものですが、いろいろ作って遊んでいました。

(ほしかった玩具)
この時期、死ぬほどほしかった玩具は鉄道模型でした。庭にレールを敷いて、子供が乗れるようなものです。いくらほしくても買ってもらえるものではありませんから、毎晩夢に描きながら悶々としていました。月刊誌にそういう写真が載ると、もう夢中で空想にふけっていました。

鉄道模型は小学校高学年に一大ブームがあったと思いますが、金属製の模型で高価だったせいか買ってもらうことはできませんでした。Oゲージというものだったかなぁ、3本レールのあるタイプです。学年が1,2年上の子供の家で遊ばせてもらったことがありました。

結局中学生になってその模型を買うことができたのですが、既にブームは去ってしまい、友だちも興味を示さなくなってしまっていました。玩具というのは与えていい時期というものがありそうです。それを逃すと、ほしかった時代、指を加えていた時代というものがいつまでも心に残ってしまいます。もちろん高価な玩具なので親にはそこまでの余裕がなかったのでしょう。

(転校)
小学校一年生の時に引越しを経験しました。それまでも何回か引越しをしていたのですが、ほとんど覚えていません。小学校一年生にもなれば、少しは覚えているというものです。小さなトラックに家財道具一式が積まれて、新しいところに引っ越しました。

すごい田舎から、少しは町らしいところに引越しました。駅から近い派出所で、割合大きな二階建ての家でした。すぐ近くに消防の派出所もあったと記憶しています。この町で約1年間過ごしたと思いますが、その後再び引越しで転校することになりました。

社交的な性格だったのか、転校そのものはあまり苦にならなかったようです。すぐに友だちはできるし、すんなりと新しい環境に馴染んだようです。もっともクラスに二つのグループがあるというのでその二つのグループを意識すると自分が双方にいい顔をしているキツネのように感じたことがありました。結局それほど対立したグループではなかったようで、喧嘩などの事件は起きませんでした。

by elderman | 2006-01-20 04:23


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