えるだま・・・世界の国から

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2006年 01月 02日

古い記憶(1)2-3歳

人間というのはどのくらいまで幼い時の記憶があるのでしょうか。みなさんはいかがですか?

私の一番古い思い出というのは、多分母親の背中に負ぶわれたときのこと、そして確か「おぶいこ」と呼んでいたような、濃いマリンブルーのネルのような生地の記憶が残っています。負ぶわれるんですから、当時の私は何歳だったんでしょうね。三歳児だったら、歩かせるか抱っこでしょうから、二歳だったのでしょうか。もちろんどこへ行ったかなんてことは覚えていませんが、一箇所だけ暗い場所に入って行ったという記憶がありますから、そこは映画館だったと思います。

その後は三歳児の頃の記憶ですが、本当に断片的にしか覚えていないものです。しかも、それらは視覚による記憶です。

(チューコンヒ)
私はこの妙な呼び名の「チューコンヒ」というところでよく遊んでいたようです。文字の意味が分かるようになったのは、私が相当大きくなった頃、母親が思い出話をした時です。そしてようやくそれが戦没者のための「忠魂碑」だと悟ったのでした。私はその忠魂碑のある公園のようなところでよく遊んだようですが、記憶に残っているのはその忠魂碑ではなく、湿り気のある土と鬱蒼とした樹木です。

(下駄の塔)
私の家の近くに下駄を作る工場があったようで、下駄の大きさに切断された木材がサイロのような形でそびえていました。小さな子供の目線ですから、その高さはせいぜい2m程度だったのかも知れません。歯を付ければ完成品という代物だと思います。その当時(1953年)の人たちには下駄が普通の履物だったようです。

(迷子)
どうして迷子になったのかは分かりませんが、町の通りを泣きながら歩いていたときの光景が浮かびます。木造の家々の庇が道路の両側から伸びて、薄暗くなった空が見えていました。初めて親の保護から外れてしまった心細さで泣いたのでしょうが、まったく知らない場所にいるという恐怖感がありました。家からは少ししか離れていなかったんでしょうけどね。
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by elderman | 2006-01-02 14:28


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