えるだま・・・世界の国から

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2005年 12月 01日

パキスタン編(4)接待

C/P(カウンターパート)というのは、例えば小泉首相の相手がブッシュ大統領のようなものです。パキスタンでの私のC/Pは、アザム氏(本当はうーんと長い名前で覚えきれない)で、研究所の副所長です。180cmの長身ですが痩身で、珍しく口髭をつけていない知的な容姿の持ち主です。口髭は男性の9割程度がつけていると感じました。顎鬚など、口髭以外はあまりみかけませんでしたね。

アザム氏は非常に人懐っこい優しい人柄の人物です。最初の日のお昼には彼の家に誘ってくれました。お昼の時間はすごく遅くて、この日は2時を過ぎてから職場を出たのです。職場から彼の家は近いので、毎日の食事は自宅でとっているようです。

イスラム社会での接待は、すべて男性同士です。私がアザム氏の家を訪問しても誰も出てはきません。(この時は実際にいなかったと思いますけどもね。)全部の用意をホストであるご主人が全部やらないといけないのです。家族はお客さんが帰るまで奥でじーっとしているようです。お客さんが帰ってから、奥さんと子供が食事をするらしいのです。

初めてのイスラムの家庭料理を味わうことになりましたが、ご存知のようにイスラムでは左手は不浄の手とされ、右手だけで食事をしないといけないのです。用意されていたピザ台のようなチャパティ(ナンの薄いタイプ)を右手だけで千切るのは至難の業ですね。これを見たアザム氏は微笑みながら私は左手を使ってもいいよと優しく言ってくれました。

今では何を食べたのかよく覚えていませんが、羊の肉をカレーで煮込んだようなものだったと思います。骨についた肉を指で千切り、チャパティにカレーをつけて食べます。そんなには辛くなく美味しかったと記憶しています。アザム氏の奥さんが朝用意して旦那さんのために食卓に用意してあったのでした。アザム氏は、私に毎日でも食べに来ていいと言ってくれます。私のものはあなたのものですよって微笑みながら言われました。

ここで写真を撮ったのですが、前回のお話のように、軍隊にフィルムを抜かれてしまい、残念ながらここでの光景は記録できませんでした。

それでも後日、アザム氏家族との写真を撮ることはできました。親しくなると家族に会えるようになるようです。あるいはアザム氏が敢えてインターナショナルな付き合いをしてくれたのかも知れません。我々は親友になったのです。
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by elderman | 2005-12-01 00:01


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