えるだま・・・世界の国から

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2005年 11月 28日

習慣の差(3)イラン

この話題の続編がないことを心から祈っていましたが、現実はそうはいかないようで、またまた、えるだまのぶつぶつです。アホらしいと思われる方は、どうぞ飛ばしてくださいね。例の親切の押し付けの大家さんの奥様が、花束を持って再び現れたのです。何も無ければいいがという私のささやかな願いも一瞬の出来事でした。・・・・・・

まだダイニングの8人用の椅子は届いていません。イスラムの新年は3月21日ですので、その騒ぎが終わってからでもいいやと思っていた矢先です。突然、大家さんの奥様から電話があって、30分後に書斎の椅子を持って来る、さらにはダイニングの椅子も届くとの連絡を受けたのです。やれやれと思いながらも気持ちを整理して待っていました。

彼女は、イスラムの正月用の花と言って、いい香りの花束を携えて現れたのです。私は、「いい香りですね、ありがとう」って社交辞令も兼ねて言ったことはもちろんです。そして、実際に書斎の椅子とダイニングの部屋の巨大な鏡の前に設置するキャビネットが運び込まれて来ました。

しばらくの後、彼女が私に、「満足ですか?」って聞いてきたのです。私は、彼女の労をねぎらう意味も込めて、「大変満足しています」って答えたのですが、その次に待っていた言葉は、私の想像を絶するものでした。「主人がもういい加減にしなさいっていったのだけど、私は満足できるものを用意したいの」・・・・ここまでは、いいのですが、その後、「できれば、毎月、私に500ドルを支払っていただけませんか?もちろん、強制はしませんけど。」と言ったのです。

彼女の趣味の追求で、予算以上のお金をかけて、その穴埋めを借家人の私に求めて来たのです。これには正直驚きましたね、契約とは別に、満足しているなら、もっと金を払えを言って来たのです。建前と本音の国だけはありますね、完全に無法地帯の様相です。

私は熟慮の結果、私にはそれほどのお金を払う余裕はありません。もし私が気に入らないのであれば、直ぐにでも出て行きます。すいません。」と対応しました。そうすると、彼女はあっさり「忘れてください。あなたはここに1年間住むことができます。」と言って引き下がりました。

交渉の余地を残せば、また何か言ってくるに違いないので、もうこれ以上は払えないという作戦に出た訳です。彼女はポケット・マネーが欲しかったのかも知れませんし、あるいは、予想以上お出費の埋め合わせを、私にさせて旦那に釈明するつもりだったのかも知れません。動機はともあれ、契約書はすでに取り交わしてあり、私から贅沢な家具を要求したこともありません。

私は、この理不尽な奥様のやり方をただその人の性格のせいにするのも問題だと思います。そういう女性が育つ土壌、環境があるということを認めてあげなければいけないと思います。彼女は決して悪いことをしているとは思っていないはずですから・・・・・・

隙あらば金をむしり取ろうって根性は、見方を変えれば、正当性もあるかも知れません。一個人にとっては、国際性も国際的常識もなにも関係ないですからね、イランではそうだという一言で終わりですから・・・・・・同じ人間と思うと悲しくもなりますが、とにかく世界は広い、いろいろな考え方があるものです。
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by elderman | 2005-11-28 07:00


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