えるだま・・・世界の国から

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2005年 10月 11日

タイ編(1)待ち合わせ

タイのバンコクには、11年前に初めて仕事で行きました。3か月強の期間でした。見ることも聞くこともすべてが初めての経験でとても印象が深かったのを覚えています。

着任早々、週末の過ごし方に困っていたときに、ラッキーなことに日本人チームの秘書のタイ女性、実は3人いるなかで一番美人の女性なんですけど、その女性が週末にバンコクを案内してくれるって申し出てくれたのです。

週末は、親しくしていた日本人スタッフはゴルフに行ってしまうので、私は何にもすることがなかったのです。案内を申し出てくれた彼女の家は、バンコクから1時間も離れたところにあります。薄茶色の髪の毛を持ち、肌の白い可愛い女性で、その時23歳でした。

いよいよ週末の土曜日になりました。私が宿泊しているホテルのロビーに1時の待ち合わせをしてありました。私は、彼女のような若くて美人のタイ人の女性と週末にデートができるなんて信じられない気分でした。私は部屋でしょっちゅう時計を見ながら、1時を待ったのでした。この時は携帯電話もなかったのでひたすら待つだけでした。

12時半ころには、ひょっとして来たかなぁなんて気になって仕方がありませんでした。日本人だと、10分前には待ち合わせ場所に来ていることはよくあることです。私はロビーに降りていってみたり、そわそわ、そわそわ・・・。

そうこうしているうちにいよいよ1時になりました。電話が掛かってくるかなぁ、でも、ロビーで待っていればいいか・・・。ロビーで1時10分前には降りて待つことにしました。ところが、1時になっても姿はないのです。まあ、遅れるということもあるか・・・

1時半になりました。はてなぁ・・・、どうしたのかなぁ・・・ 2時に近くなってきました。簡単に言ってくれたから、まあ、簡単にやめちゃうものかなぁ・・・ ショボンって感じです。事故でもあったのかなぁ、待ち合わせ場所を間違えたかなぁ、いや、日にちを間違えたかも・・・って考え続けますよねぇ。日本だと、腹を立てているかも知れないな。

とうとう2時になってしまいました。やれやれ・・・って感じです。「いったい、あれはなんだったんだぁ」ってね。

ところがですよ、2時を過ぎた頃に、彼女が現れたのです。全体に明るいクリーム色の服を着ていました。まるで、そよ風のように現れたのです。そして、全然悪びれる風もなく、一言、トラフィック・ジャム(交通渋滞)って言っただけです。男は美人には弱いもので、待ち合わせの時間に遅れたことなど忘れて、鼻の下を伸ばしてしまうもののようです。

まあ、バンコクの交通渋滞は世界的にも有名なものですが、それにしても、1時間以上遅れるものなんでしょうかねって疑問を持ちながら、その日はめでたくタイの美人女性とデートを楽しむことができました。(エメラルド寺院の写真に彼女の後姿が写っています)

後で分かったことなんですが、バンコクでは待ち合わせ時間に遅れると、交通渋滞のせいにするようです。

日本人の友人に聞くと、すっぽかされたことも何回かあったようです。タイ人は、自分の都合で簡単に約束を破ってしまうようでした。幸いに私はそのような経験は一回もありませんでしたけどね。

それで、今回の本題は、待ち合わせに遅れる方ではないのです。待たされるタイ人の方が実はテーマなんです。タイ人と一緒に、タイ人を待ったことがあります。1時間程度の遅刻は、なんともないのですね。本当に怒りもしないし、まあ心配もしてないのです。時間の経つのを平然と過ごしているのです。さんざん待った挙句現れても、別に怒る訳でもないのです。
相手の都合に対する思いやりなんですよね。だから、自分が遅れても安心してられる。そういう訳で、タイ人との待ち合わせでは、日本人の時間の感覚を忘れるべきなんです。

考えてみると、どっちがいいでしょうか?死に物狂いで約束の時間に駆けつけるのと、多少遅れてもおおらかに許しあうのとではね。待たせてはいけない失礼だって信じてきた日本人には発想の転換が必要かも知れません、こちらも思いやりのひとつの表われなんですから。
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by elderman | 2005-10-11 11:04


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