えるだま・・・世界の国から

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2005年 09月 15日

日本人の特殊性(15):プレゼンテーション

日本人にはなかなか馴染みのなかったプレゼンテーションですが、最近は「プレゼン」などと略されるなどずい分身近になって来ているようです。私は海外にいるので、多くのプレゼンテーションを見る機会があります。もちろん、講師の国籍は様々です。

プレゼンテーションってよく観察していると国民性が出ているので、とっても興味深く感じられます。もともと欧米文化が発祥でしょうから、欧米人のプレゼンテーションはとっても説得力があるので、参考にさせてもらっています。

日本人のプレゼンテーションはそれに比べ、内容はともかく、演出力に欠けているような気がします。熱意だけは伝わるのですが、内容がさっぱり分からない。多分、中身が濃すぎてそうなるのだと思うのですが、内容が伝わらないのでは何のためのプレゼンテーションなのか疑問に思ってしまいますね。

日本人のプレゼンテーションの特徴としては、まず色使いがとっても地味です。学術的、格調の高いものは地味であるというような信念なあるのかなとも思ってしまうほどです。その目立たないところに持ってきて、文字が小さい。内容がいっぱいあるということを言いたいのでしょうか・・・ でも、小さくて見えないから結局なんだか分からないのです。

スクリーンの近くに寄って、よーく見ると小さな数字の中に面白いものが見受けられます。なるほどなんて思っているうちに画面が切り替わります。あっ、もうちょっと・・・ ってな感じです。日本人の英語の説明だとどうしても短くなるというか、説明が続かないのでそうなりがちなことは否めませんが・・・・

一方、欧米人のプレゼンテーションは母国語のせいかも知れませんが、話し方をみている限りは、すごい迫力です。おまけにプレゼンテーションに用意された画面も簡潔すっきりで、カラフル。良さそうに思えますが、残念ながら内容がない。いままでの経験で言えば、多くの場合がそうです。少しの内容で目いっぱいデモンストレーションをしている感じです。中には中身の濃いプレゼンテーションもあるのでしょうが、十中八九はそんなもんです。私はアホらしくて会場から出てしまったことが何度もあります。聴衆がアジア人の場合、それでも我慢して聞いている人たちが多いのですが、何を観察しているんでしょうねぇ・・・・

かく言う私はいつも傍観者でとではいう訳ありません。プレゼンテーションは職務上、不可欠なものでして、好きだ嫌いだとは言ってられない状況にあります。日本人や欧米人のプレゼンテーションを批判をしているからには、私のプレゼンテーションはかなり派手です。グラフはできるだけシンプルにかつカラフルに、説明は急がずでしょうか。

私は日本語でも早口ですから、英語でも気をつけています。事前に話す原稿を用意してしまうと、どうしても早口になってしまうので、できるだけ用意しないで、その場で考えて話すようにしています。つまづいている時間、参加者に画面を見ている時間を与えたいと思っているからです。日本にいたときもできるだけそうしていました。早口人間の苦労でしょうか。

それと原稿を読むようなプレゼンテーションでは、参加者の興味を削いでしまういうことがあります。プレゼンテーションの鉄則は、参加者に視線を配ることでしょうか。絶対に眠らせないぞってね。ですから、午後一番の講演は大嫌いです。私の場合、参加者が眠たいと質問を投げかけたりするので、みんな眠れませんけどね。一人でも当てると、みんなヒヤヒヤしているものです。

私がマレイシアにいたときにやった約10時間のマラソン・レクチャー(1日半)では、その後のアンケートでそれでも時間が足らなかったというのがあって笑ってしまったものです。ま、冗談半分の回答だったのでしょう。
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by elderman | 2005-09-15 11:04 | えるだま雑記【案内画面】 | Comments(2)
Commented by Nori at 2005-09-15 12:53 x
えるだまさん、確かに欧米人、とくにアメリカ人のプレゼンは派手ですよね。バックグラウンドも凝ってますが、アホなことを言ってる時が多いかな?イギリスは結構地味だし、字が小さいプレゼンも多いし、画面がごちゃごちゃしていて、原稿を早口で読まれるプレゼンを結構目にします。他のヨーロッパ人のプレゼンを知らないので追々観察することになりますが。思うことは人それぞれColourSchemeが違うということで、仕事柄作ってあげる立場が多いのですが、ちょっと戸惑ってます。
Commented by elderman at 2005-09-15 13:08
Noriさん、おはようございます。^^
ドイツ人もそうですね、派手な演出を嫌う傾向があるようです。「幼稚園じゃないんだから」とか言っていました。色についてはとやかく言わなかったけど、イラストなどはマンガみたいで嫌いだったようです。プレゼンにも国民性というのが現れるようですね。


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