えるだま・・・世界の国から

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2005年 09月 01日

地平線の下の朝日

この現象、初めて見ました。地平線の下に太陽があったのです。多分、信じられないことだろうと思いますが、何回も自分の目を疑って観察したのですよ。

それは、ヤズドに向かう飛行機の中から目撃しました。最初は地平線の上に雲があるのかと思っていました。しかし、地平線ですから遥か遠方です。雲が高いとしても太陽一個がすっぽり入るほどの高さはないでしょう。

見えている太陽には上下に濃淡があり、日の出の時の太陽と同じように見えました。つまり、上が明るく下が暗いということです。私は、その太陽が見えている最中、何が見えているのか不思議でなりませんでした。理解を超えていました。

私は物理屋ですから、目の前で起きている現象の解釈に努めました。地平線の下に太陽が見える・・・ 地平線が雲に覆われていて、その下から太陽が見えているのだろうか・・・ 地平線の下は暗い灰色に見えています。そしてその中に地平線に上端が接するように太陽が見えているのです。

私は天文マニアでしたから、日没、日の出などには親しんでおります。緑色が瞬時に見えるとか太陽が扁平に歪むとか、そういう現象は知っております。地平線に近い太陽が大きく見えるという錯覚もその理由を説明できます。しかし、今回目前で起きている現象についてはまったく予備知識がありません。

日の出の太陽は光の屈折により、本来の日の出の時間よりも早く見えるということは知っていますが、地平線の下に太陽が見えるということは聞いたことがありません。この現象、私だけの幻想ではなくて窓際にいたアシスタントも目撃しています。

そして、分からないまま数分が経過して、本当の太陽が地平線から上がってきました。その明るさたるや、今まで見ていた太陽の百倍も明るいものでした。空全体が明るくなり、これが本当の日の出だと理解したのです。

物理屋の私としては、この時目撃した現象を次のように解釈しております。

まだ見えない太陽が一旦空で反射して、それがまた地表面で反射して私の目に届いたようです。太陽の濃淡が逆さまでないということは二回の反射を経ていると解釈できます。一回の反射では、上下が逆さまになりますよね。

空での反射は、空が青く見えるように十分あり得ることだと思います。空気の密度が違って全反射に近い現象が起きたのかも知れません。次の問題は地表面でもう一回反射したことですが、これは条件が整わないと難しいような気がします。

砂漠のような大地だからこそ起きた現象かも知れません。そして、飛行機からのように上空からでないと見られない現象なのかも知れません。

この現象について、もしもご存知の方、あるいは既存の文献や情報をご存知でしたら、教えていただけませんか。もうちょっと調べてみたいと思っています。

写真はこのように見えたということを説明するためのもので、実写ではありません。
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by elderman | 2005-09-01 00:04 | えるだまの観察


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