えるだま・・・世界の国から

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2007年 11月 24日

遥かなる遺産 Part5(3)

ミニ・シャトルを隠してしまうことで問題が解決したのではなかった。空軍のシャフィプール大佐は、ミニ・シャトルの秘密を探るために平山たちを泳がせていたのである。シャフィプール大佐が部下に指令を出している。

「いいか、しっかり見張ることだ」
「はい」
「あの未確認飛行物体、カスピ海に沈んだという噂がありますが」
「やつらがそんなことをするはずがないだろう」
「はぁ。やつらは何者でしょうか?」
「分からない。どこかのスパイかも知れない」
「戻って来たというのが分かりませんね」
「まだ何かをする気なのだろう」
「捕まえて、泥を吐かせましょうか?」
「いや。いずれ動き出す。やつらに悟られるな」
「チャシム」(御意)
「まさか、国外に逃げ出すことはないとは思うが・・・」
「アガエ・シルダムは何も知らないようですが」
「ああ、あれはいい。利用されただけだ」
「はい」



一方、弁髪のチャガタイは部下と話をしていた。

「チャガタイさま、大丈夫ですか?」
「俺は、カスピ海で一体何をしていたんだろうか・・・」
「ミニ・シャトルのこと、思い出せないのですか?」
「ミニ・シャトルって何のことだ?」
「1億ドルのことは?」
「なんだそりゃ?」
「アツーサのことは?」
「アツーサ?」
「変な日本人二人のことは?」
「日本人?クソっ、ダメだ、何も思い出せない」
「では、ミスター・有馬が来るというのは?」
「ああ、思い出した。ボスが来ることになっていたな」
「へい、明日ですぜ」



平山のオフィスでは、

「アツーサ、どうしても宇宙船のことが諦めきれないのだが」
「湖底に土砂の下に埋まっているものにどうやって接近するのですか?」
「そこが問題なんだなぁ」
「無理ですよ」
「でも、宇宙船の中には戦争を防げる知恵があるかも知れないんだよ」
「どうでしょうか・・・」
「宇宙船なら、いろいろな情報が積み込まれているはず」
「艦長の個人情報もあるかも知れませんね」
「そうなんだ」

(つづく)

(注)こちらはフィクションですから人名など実在するものとは一切関係ありません。
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by elderman | 2007-11-24 06:08 | Comments(0)


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