えるだま・・・世界の国から

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2007年 11月 18日

遥かなる遺産 Part4(11)

「チャガタイさま、あいつらトラックをレンタルしようとしてますぜ」
「航空関係コンプレックスから出て来たところを待ち伏せるか」
「向こうにはアツーサがいますぜ」
「なーに、アツーサの目を見なければいいってことよ」
「見たらお仕舞い、またミニ・シャトルのゴーストをもらっちまう」
「嫌なことを思い出させるな」
「へい」
「ミニ・シャトル、米国かロシアに売れば儲かるぞ」
「そうですか?」
「知らない技術がいっぱい詰まっているんだ。1億ドルでも売れるだろうよ」
「うひゃぁ、すげぇ!」
「それにしても、モンゴルの伝承が本当だったとはなぁ・・・」
「へい、驚きです」
「それじゃ、行くぞ!」



運転手付きのレンタル・トラックで三人は、航空関係コンプレックスに向かった。こうなったら、仕事どころではない、世界の平和がかかっているのだ。

トラックが入り口に着いた。アツーサが守衛と話をすると、簡単にトラックは中に入れた。シャフィプール大佐のオフィスに直行する。大佐は不在だったが、秘書がいればどうにでもなる。ここでもあっさりと保管庫の鍵を手に入れた。

三人は保管庫に向かった。航空関係コンプレックスの入り口にはチャガタイの車が到着していた。チャガタイは、平山たちのトラックが出て来るのを待ち伏せする気でいる。

三人は保管庫の鍵を開けてライトを点けると、真っ直ぐにミニ・シャトルに向かった。平山がカバーを外すと、ミニ・シャトルは埃を被っているせいだろう、くすんだ灰色にみえた。

「ミスター・平山、動くかどうか調べてみましょう」
「そうだね、一応調べてみようか」
「ちょっと待ってね」

アツーサは、平山の目をじっと見据えた。平山は、簡単にミニ・シャトルの入り口を開けた。まったく扉など見えなかったところが開いたのだ。アツーサは、平山にマツダになりきれるように催眠をかけたのだった。

三人はミニ・シャトルに乗り込んだ。ミニ・シャトルには三人しか搭乗できないようだ。母船に常時一人が残る必要があるため、三人で十分ということなのだろう。平山が操縦席に座った。岡野とアツーサは後部座席である。

平山が操縦を試みると、ミニ・シャトルがフワリと浮かんだ。反重力装置が作動しているようだ。ミニ・シャトルは浮いたまま静かに前進した。

(つづく)

(注)こちらはフィクションですから人名など実在するものとは一切関係ありません。
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by elderman | 2007-11-18 05:38 | Comments(4)
Commented by はしばみセーラ at 2007-11-18 08:31 x
マツダさん・・でなかった、平山さんカッコイイ!このまま、ミニ・シャトルで逃げ切って。四次元空間でもいいから!(^0^)/
Commented by えるだま at 2007-11-18 09:08 x
はしばみセーラさん、お読みいただいてありがとうございます。^^
話はどんどん展開して行っています。これからの三人の活躍を期待してくださいね。^^
Commented by MAKIAND at 2007-11-18 10:46
マツダ氏とは、平山氏の夢のかなのマツダ氏のことかな。
Commented by えるだま at 2007-11-18 10:59 x
MAKIANDさん、そうですね。^^
マツダ氏って他に出て来ないからそうなんでしょう。


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