えるだま・・・世界の国から

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2007年 11月 11日

遥かなる遺産 Part4(4)

平山は、それ以後は阿片の吸引を遠慮した。平山はやることがないので、マジディ部長にイランに未確認飛行物体の話があるかどうか訊いてみることにした。

「マジディ部長、イランでもUFOというのは話題になりますか?」
「UFO?どうかなぁ」

マジディ部長は、シルダム氏と何かを話している。阿片の効果なのだろう、マジディ部長はいつもより陽気にみえた。

「ミスター・平山、この地域にはこれまでにいろいろな飛行物体が落下しているそうだ。しかし、それが宇宙から来たものなのか、ソ連から来たものなのか、米国から来たものなのか、それは分からない。シルダム氏によると、それらを軍が保管しているそうだ」
「それらはどこに保管されているのでしょうか?」
「テヘランの郊外、ソルケヘサールに航空関係のコンプレックスの中にあるそうだ。ただ、ほとんどのものがそのまま放置されているらしい」
「いい研究材料になると思いますが」
「役に立つものもあるだろうし、価値のないものもあるだろう」

平山は、あの大きな石のようなミニ・シャトルはどのように扱われるだろうかと思った。バラバラにされてしまったか、あるいは手に負えなくて放置されているのだろうか。



「平山さん、そうなんだ。それは面白いなぁ」
「うん、興味深い情報だね、岡野さんの言ったとおりみたいだ」
「UFOがあるかも知れないね」
「あのミニ・シャトルがあるかどうかは分からないけどね」
「でも、可能性はあるし、他のUFOがあるかも知れない」
「そこまで話が飛躍すると、頭が混乱しちゃうよ」
「どう?行ってみないか?」
「イランの軍隊の管理下だよ。そんなことはとても無理じゃないか?」
「こちらにはミトラのパワーがあるんだよ」

平山には、岡野の意図したことが理解できた。ミトラのパワーを使えば、相手が軍とは言え、なんとかなるのではないかと思えるのだった。

「岡野さん、でも、保管されている場所が分からないよ」
「確かに、コンプレックス全体を探すなんてことはできないな」
「シルダム氏に聞いてみるか。でも、彼が知っているかどうか分からない」
「どうして、そこまで聞かなかったんだろうか」
「いや、軍の施設と聞いたんで、そこでもう諦めちゃったんだ」
「そっか、軍の施設に潜入するなんてことは考えられないものなぁ」
「そうだろ」
「ともあれ、そのコンプレックスを見に行ってみないか?」

(つづく)

(注)こちらはフィクションですから人名など実在するものとは一切関係ありません。
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by elderman | 2007-11-11 01:54 | Comments(2)
Commented by MAKIAND at 2007-11-12 07:11
岡野氏と行ってしまうのですね。
Commented by えるだま at 2007-11-12 07:40 x
MAKIANDさん、そうなりそうですね。
アツーサの力を借りないと何もできませんけど・・・


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