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2005年 08月 28日

バード・ギール(イラン)

ヤズドで見かけたバード・ギールを紹介しましょう。ペルシャ語でバードとは風のことです。ギールというのはつかむという意味ですから、風をつかむという意味になります。早い話が「涼風装置」ということになります。

風を取り込んで、水に風を当て、水の気化熱を利用して涼しい風を得るというものです。乾燥している地域だからできる冷房装置と言えるでしょう。私がこの仕掛けを初めて見たのはドバイでしたが、ヤズドにもたくさんありました。

テヘランではまず見かけることはありませんが、今でもこの仕掛けを利用した冷房装置は主流です。以前にも書きましたが、水と送風だけの仕掛けなので窓を少し開けているのが普通です。

ヤズドにはもっとも高いと言われるバード・ギールがあり、その高さは33mだそうです。ドウラト・アーバード庭園と言われるところにあって、18世紀の半ばに造られたそうです。

この施設への入場料はイラン人が30円程度なのに、私は外国人ということで360円も払わされました。360円というのはちょっと高い料金だと思います。最近はこの二重価格制度は廃止傾向にあるのですが、ヤズドにはしぶとく残っていました。

庭園の中にはチャイハネがありましたが、注文してから30分掛かるということで私たちは止めました。のんびり過ごすのにはいいでしょうけど、今回はパスです。

上の写真は、普通のバード・ギール、下の写真は、高さ33mのバード・ギールです。
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by elderman | 2005-08-28 00:09 | Comments(6)
Commented by 猫姫 at 2005-08-28 04:11 x
うちにもあります!冷風扇!
同じ原理だと思います。
Commented by elderman at 2005-08-28 10:55
猫姫さん、おや!
日本って湿度が高いから蒸発による気化熱利用は難しいと思いましたが、存在しているのですかぁ。
Commented by 猫姫 at 2005-08-28 23:06 x
くみ上げた水が、フィルターに染み込みながら落ちる所へ、
後ろからファンで風を送ります。窓用エアコンくらいの大きさ。
気化っぽいケド、大がかりな気化じゃないわね。
Commented by elderman at 2005-08-28 23:19
猫姫さん、こんばんは。^^
構造は分かりますが、日本の高温多湿では効果が薄いのでは?
洗濯物の後ろから扇風機を当てているようなものだと言う人がいました。(笑) ともあれ、室温そのものを下げるところまでは期待できないそうで。
湿気が多いとか、カビが生えるとかで扇風機に戻る人が多いそうです。
Commented by 猫hめ at 2005-08-29 04:00 x
そういえば、うちは、湿気、ありません。
でも、洗濯物の後ろから、、その通です。
Commented by elderman at 2005-08-29 06:44
猫姫さん、それはすごい。^^
日本でもいろいろなんですね。建物のせいでしょうか。高温多湿ばかりではないのかな。


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