えるだま・・・世界の国から

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2007年 11月 07日

遥かなる遺産 Part3(15)

木曜日、金曜日、土曜日と続いた三連休は終わり、平山とアツーサは大変な事件に巻き込まれてしまった。今日、日曜日は、二人とも何事もなかったかのようにオフィスにいる。

「アツーサ、前にやった全国規模のセミナーだけど、成功裏に終わったと思っていたけど、あれって集団催眠じゃないよねぇ」
「まさかぁ、そんなことするはずないじゃないですか」
「あはは、そうかそれなら良かった」
「ミトラのパワーはそんな邪心で使えるものではありません」
「そうか、そうか、なるほど、疑って悪かった」

平山は冗談を言ったのだった。アツーサもそれに笑って答えたが、突然表情を変えた。

「でも、ミニ・シャトルはどこにあるのでしょうか?」
「昔に盗掘されたなら、どこかにあっても良さそうなものだけどね」
「なんとかして見つけ出さないと・・・」
「そんなことを言っても、雲をつかむような話でどうしようもないなぁ」
「そうですね」
「それに悪用されてもいないようだから、今のところ問題ないんじゃないの?」
「ミニ・シャトル自体にはそれほどの技術はないでしょう。そもそも何だか分からないでしょうし」
「3,000年もの間、腐食したり、錆びたりしないのだろうか?」

平山はイランで多くの遺跡を見たが、3,000年前の遺跡なんて石しか残っていないのだ。宇宙人の宇宙船だって長い年月が経てば、元の状態ではいられないと思われるのだった。

「ところで、今回の事件のこと、岡野に話をしてもいいかな?」
「他の人に知られては困ります」
「でも、彼とは夢のことも話し合ったし、彼の夢の解釈は正しかった」
「そうですか、ミスター・岡野も、やはりスピリットを感じてイランに来られたのでしょうか?」
「それはどうかなぁ、赴任先はイランでなくても良かったようだし、自分の意思で来たものでもないしね」
「ミスター・平山が信じられる人だというのならいいでしょう」
「それは大丈夫だ。今回の件に関していい相談相手だしね」


(つづく)

(注)こちらはフィクションですから人名など実在するものとは一切関係ありません。
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by elderman | 2007-11-07 00:00 | Comments(2)
Commented by MAKIAND at 2007-11-07 12:54
岡野氏に言うのは危ないような気がしてしまいました。
こういうふうな展開は危ないぞ~という気がしますね。
では、次を・・
Commented by えるだま at 2007-11-07 13:03 x
MAKIANDさん、こんにちは。^^
あらら、岡野氏は危険なの?いろいろな情報を平山に与えてくれた人なのにぃ。だから怪しいのかな。(笑)


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