えるだま・・・世界の国から

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2007年 10月 19日

遥かなる遺産 Part2(11)

岡野と平山の話は、スリランカ人の使用人が帰ってもまだ続いた。

「平山さん、さて、本題だが・・・」
「え?まだ驚くようなことがあるの?」
「いや、平山さんの映画のような詳細な夢、これはただ事じゃないと思うのだが」
「あはは、まさか、私が何かの力で、夢をみさせられたなんて言うのでは?」
「いや、どうなのか分からないけど、ちょっと不思議じゃないか?十分な知識がないのにどうしてあんな詳細な夢をみられるというの?」
「いや、それは、なんというか、想像の産物じゃないのかな」
「辻褄合わせの想像の産物?」
「いや、その点、私は辻褄なんて考えたことはないけど」
「ほら、やっぱり何かありそうだ。アフラ・マツダの怨霊かな」
「おいおい、脅かすのはやめてくれよ」

実際、このとき平山の背筋がぞくっとした。幸い、岡野はそれ以上その話題を続けなかった。

「UFO探しでもするか?」
「まさか、カスピ海に沈んだ宇宙船を見つけようなんてんじゃないだろうね」
「まぁ、それは無理だけどさ。でも、ミニ・シャトルならみつかるかも。いや、発見されているんじゃないかな」
「またまた、すごいことを言うなぁ」
「ここはイランだよ。もしも、未確認飛行物体のようなものが発見されたら、イラン政府はどうすると思う?ロシアのものか米国のものかと疑うのが普通じゃないかな?」
「うーん」
「ずっと前にみつかっていたとしたらどうだろうか」
「それなら、どこかの博物館にあるんじゃないの?」
「いや、ミトラ教か拝火教の関係者が隠したということも考えられる」
「スライダーもシェルターも、レーザーガンも?」

平山は、なんだかすごい話になって来たと思った。岡野に夢の話をしたことが良かったのかどうなのか・・・ 岡野はますます熱心になって来たようだ。

「それから、まだ謎がある」
「謎って?」
「どうして三人がばらばらになったのか?アリマはどうして変貌したのか?ミトラはどうやってアリマに勝ったのか?ミトラはどうなったのか?などなど、いっぱい謎があるよ」
「ああ、なるほど」
「また夢をみたら是非話してくれないか?」
「うん、もしも、また夢の続きをみたらね」
「まだみるんじゃないかなぁ」
「またまた、そんな怖いことを言う」
「あはは、そんなに怖い話じゃないだろうに」
「何かの力で夢をみさせられているとしたら不気味だよ」
「面白いじゃないか」
「他人事だと思って・・・」
「あはは、悪い、悪い。今晩は、とっても面白かった。そしてご馳走様」

(つづく)

(注)こちらはフィクションですから人名など実在するものとは一切関係ありません。
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by elderman | 2007-10-19 00:00 | Comments(0)


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