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2007年 08月 25日

裸子植物の進化

植物が上陸したのは約4億7000万年前(オルドビス紀)と推定されている。4億2000万年前のシルル紀の地層からは、クックソニア(コケのようなシダのような植物、リニア植物)やバラグワナチア(ヒカゲノカズラのような植物)という植物の化石が出ている。

デボン紀(4億1600万円前~3億5900万年前)になると、根・茎・葉の分化が明確になってくる。デボン紀の末には、高さ20mを超えるような巨大な木質植物(カラミス、リンボク)が登場し、大森林を作った。この大森林が良質な石炭の原料になっている。また、脊椎動物の上陸もこの頃である。

3億7000万年前の地層からは、種子植物の化石が出てくる。この頃、地球は暖かかったようだが、2億4500万年前くらいから地球の温度は冷えてきたようである。この時期から、湿地で繁栄していたシダ植物が衰え、胞子よりも繁殖能力に勝る種子植物が分布を拡大した。

中生代(2億5100万年前~1億3500万年前)の初期には、裸子植物の祖先群がほとんどすべて登場する。現在の針葉樹の仲間は、中生代のジュラ紀(2億500万年前~1億3500万年前)には出そろった。マツ科がもっとも原始的な針葉樹の仲間といわれる。

被子植物の起源はよく分かっていないようである。かなり遠い関係にあるといわれている。被子植物は、1億4000万年前の化石として発見されている。現在、被子植物の祖先裸子植物は絶滅したと考えられている.

イチョウは、1億7000万年前のジュラ紀の地層から現在のイチョウとほとんど変らない形の化石が出ている。現在と同じものは、6550万年前に現れたようである。イチョウの祖先は、2億7000万年前に登場したとされている。イチョウはまさに生きた化石のようである。

現在、針葉樹には540種類以上があるといわれているが、広葉樹の20万種類以上には遠く及ばない。裸子植物の進化は、被子植物にとって代わられたようである。

生殖方法でみた場合、風媒花は原始的なもので、動物による種子の散布に依存するものは進化したものといえる。イチイやイチョウがこれにあたる。イチョウは古くて新しいという特徴を持っている。雌雄異株というのは生殖方法からみた場合、進化したものである。

(参考)
因みに、裸子植物だか被子植物だかよく分からない植物としてグネツム科というのがありますが、残念ながら被子植物の祖先ではなく、裸子植物として独自の進化を遂げた姿ということのようです。こちらが一番進化した裸子植物といえるかも知れません。

(写真は、イランで撮影したイチョウです。)
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by elderman | 2007-08-25 07:04 | えるだまの観察 | Comments(2)
Commented by めだか at 2007-08-25 22:43 x
職場のイチョウは ミドリの実を だんだん黄色くしてきています。さすがに 季節が進んでるのは 否定できないようですね。日照時間も関係するのかな、温度だけではないんですよね。サザンクロス かわいらしい花で 好きだな。
Commented by えるだま at 2007-08-25 23:16 x
めだかさん、こんばんは。^^
6500万年前から変らないイチョウと思うと不思議な感じがします。
秋の気配、待ち遠しいなぁ。こう暑くてはかないません。(汗)
サザンクロス、可愛いからかな、人気があるようです。


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