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2007年 08月 24日

被子植物の進化

重厚長大な裸子植物全盛の中に被子植物が出現した。約6500万年前には、現在みられる被子植物のほとんどの科が出揃った。これらの被子植物はほとんどが草であった。そして、裸子植物にとって代わって地球を緑で覆うようになった。

被子植物は草であったが、中には大木を目指すものがが出てきた。単子葉植物では独特な構造で大きくなったものが見られる。ヤシ科、リュウゼツラン科などがこれに当たる。双子葉植物では幹を太らせることができたが、低木にとどまるものが多い。

双子葉植物でも木のままで進化したものもあり、ブナ科、クルミ科、モクレン科などは大木の形状を持っている。例外的に、この中で木だったものが草に向かったものものある。一方、バラ科、マメ科、アカネ科、トウダイグサ科のように、草、低木、高木が混ざっている種類もある。

ラン科を代表とする着生植物は、他の樹木を利用するが、寄生ではないので自分で養分を補給しなければならない。したがって、新しい種とはいえ、自分自身のサイズを大きくすることは難しく、進化という目でみた場合、袋小路に入っているともいえそうである。

一方、蔓植物は興味深い進化をしていて、光合成が得られる高さまで自力で大きくならず、他の木などを利用するようになった。太い茎を自分で持つ必要がないので、賢い進化といえるかもしれない。実際、蔓植物は巻きつくためのいろいろな構造上の工夫がみられる。高木の繁殖するなかで弱い茎を持ちながら、高速で茎を伸ばし、高木の頂上にまで達する。

ということで、もっとも進化し、地上最強と考えられるのが、蔓植物ということになる。そして、次なる進化は蔓植物から発生するかも知れない。気候変動などで、不器用な大木が生存できなくなっても、蔓植物は人工構造物を利用できるという強みがある。

写真は、ノウゼンカズラです。
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by elderman | 2007-08-24 10:02 | えるだまの観察 | Comments(6)
Commented by nmariomama at 2007-08-24 22:28
こんにちは、ご無沙汰しました。
タイからお帰りになって、あっという間ですね。
植物の進化、ってあまりというかほとんど考えたことなかったような気がします。
動物だとわかりやすいですが、植物って難しいですね。
一度読んだだけではちんぷんかんぷんでした^^;
全然私の脳にはない分野ということで、ちょっと開発してみますね。
進化するかしら、もう無理ですね、きっと(笑)
Commented by えるだま at 2007-08-24 23:03 x
nmariomamaさん、こんばんは。^^
簡単な話、いろいろある植物の中で、何が原始的な植物で何がもっとも進化した植物なのか、知りたくなっただけです。きっかけは、ランという植物がもっとも新しく出現した植物だということを知ったことでした。
それでいろいろ調べたら、ランは進化の袋小路にいるようで、この結果も興味深いものでした。そしてさらに、蔓植物がもっとも進化した植物であるという意外な結論があったということです。
複雑な形からすっきりしたシンプルなものに進化したということも面白かったことです。^^
Commented by mintogreen at 2007-08-24 23:05
地上最強は蔓性植物か~・・・。
蔓性植物に変身する術でも身につけねばならぬ・・・。
う~ん、むずかしそうだぞ。
まず、腕からいってみようかの~。^^

にょろ・・・にょろにょろ・・・。  あ、失敗しちまったぜ。
もういっぺん、・・・・・・・・・あ、また失敗・・・

延々と練習を重ねるmintoであった。^^
えるだまさんのあんまり興味が無い、ハイビスカス、アップしましたよ~♪^^
Commented by えるだま at 2007-08-24 23:16 x
mintogreenさん、こんばんは。^^
蔓植物の次なる進化は、動ける植物かも知れませんね。小動物くらい食べてしまうかも。(笑)
アオイ科の花はどれも好きですよ。ハイビスカスは見慣れ過ぎちゃって、感覚がマヒしてしまっているということでしょう。下のラバテラの発見のときはものすごく嬉しかったのですが、どういうことなのでしょうねぇ。(笑)
Commented by はしばみセーラ at 2007-08-27 16:07 x
こんにちは。残暑いつまでも、厳しいですね。
単子葉、双子葉という語が、目にとまりました。中学の理科で植物の分類を習った時に、はじめて知った語ですので、中学時代が蘇ります。
それは、さておきラン科は袋小路、蔓植物が進化の最先端、興味深いことを伺いました。
蔓植物の脅威は、プチ田舎の我が家あたりでも感じます。どこへでも、絡み付いてどこまでも成長しますからね。
建物の装飾になるときはいいかもしれませんが、他の植物に絡んでいるときは、ヤナヤツに思えて、
なるべく根っこの近くで切っていますが、ちょっと忘れていると再び繁殖しています 〉(++)〈
Commented by えるだま at 2007-08-27 16:19 x
はしばみセーラ さん、こんにちは。^^
いつまでも残暑ですねぇ。早く秋になってほしいような・・・ (苦笑)
植物の地域分布、そしてその進化、いろいろと興味深いものがあります。
ラン科の植物にはいろいろなことで驚かされます。間違った進化なのかどうか、あと1万年くらいしないと分からないのかも知れません。
蔓植物は、確かにすごい生命力だし、繁殖力ですね。時間を早回しにすると非常に活動的な植物だとも思います。丈夫な茎を作らなくていいというのは賢い選択のように思えます。


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