2007年 08月 03日

タイで田舎暮らしの総括

80日間に及ぶタイで田舎暮らしがもう直ぐ終わろうとしています。ということで、その総括と参りましょうか。

1.居心地
【食事】
 日本食の食材は、100cc程度の小さな醤油のボトルだけを持ち込んだ以外は、何も持参しませんでしたが、予想よりも心地良く過ごすことができました。いいレストランにめぐり会えたということが幸運だったようです。タイ料理が苦手な人の場合ではどうしようもないですね。
 7月は熱帯果物のシーズンでした。この時期、いろいろな熱帯果物が味わえます。ロンコンの発見は最大の収穫でした。今まではマンゴスチンを一番美味しい果物として挙げていましたが、これからはロンコンです。
 しかし、計算違いが一つありました。タイ料理は好きなのですが、2か月を過ぎる頃から、飽きてしまうということになり、意外な苦労になりました。贅沢な悩みのような気もしますが、全然食べたくないのですから深刻な問題でした。
 滞在が3か月というような中途半端なものでなく、年単位であれば、それなりの準備をすることでしょう。もしも、次回があるとすれば、必要最小限の日本食材を持ち込むことになると思います。醤油、味噌、ソース、カツオブシ、カレールウなどになるでしょう。

【高温多湿】
 高温多湿という問題は予想されていましたが、暑さのせいで日中を無為に過ごすのはもったいないと考え、エアコンを早々に導入してしまいました。しかし、雨季のせいで降雨の続くことが多く、エアコンが不要という日も結構ありました。体調を崩したのは、夜間に冷えるときでした。
 気候で言えば、12月が涼しくて雨のない一番快適な時期になります。植物に関心がある場合、当地での滞在は5月がお勧めです。12月にどんな花が咲いているのかよく分かりませんが、普通のもの以外あまり期待できないと思います。

【蚊】
 蚊の問題は、一番憂鬱な問題でした。家の中ですら、蚊取り線香を持ち歩いたくらいです。もちろん、レストランに行くときにも蚊取り線香を持参しました。妙な病気になっては困りますから、これは神経質であってもしょうがないと思います。しかし、それでも蚊に刺されましたから、困ったものです。

【環境】
 村人のほとんどがタイスマイルで愛想よく迎えてくれます。気軽に声を掛けられるし、声も掛けられます。バスに乗っても気持ちがいいし、買い物でもそうでした。欧米人の中には、意味不明のスマイルを嫌う人もありますが、無愛想な表情よりもスマイルを見せられた方が気持ちがいいと思うのですが、この感性は東アジア独特のものかも知れません。

【移動手段】
 炎天下の中、村の中を移動するには、徒歩ではかなりきついものです。到着早々に自転車を購入することになりました。自転車により、20kmの範囲は自由に行動できるので、これは不可欠なものでした。自転車だと犬が吠えて来るので、これには困りました。犬によっては、本当に噛み付いて来るんじゃないかと思われるものもいました。

【トイレ・シャワー】
 トイレは幸い心配のいらない洋式でした。冷水シャワーには当初は困りましたが、熱くなった体には冷水シャワーは気持ちがいいということが分かりました。現地の人のように、早朝に冷水シャワーを浴びることは今でもできませんけどね。

【無料宿泊】
 今回、現地にいい友人がいるのでできたことですから、あまり一般的ではありません。宿泊料を払うということになると、長期滞在での出費に占める割合は大きなものです。それでも、田舎に滞在ということになれば、月に4万円もあれば、エアコン、シャワー付きの部屋に滞在できるでしょう。

【出費】
 もしも、自炊して過ごしたら、アルコール代などを別にして月に2万円でも楽に生活できそうです。外食に頼ったとしても、食費は1万円5千円以内で納まることでしょう。エアコン使用による電気代のアップは月に2千円程度でした。

2.熱帯植物
 熱帯植物の写真を撮って名前を調べることは目的の一つでしたが、約200種類もの新しい植物を観察できたことは十分な成果でした。まだ蘭の写真がたくさん残っているので、帰国してからじっくりと調べることにします。

3.村人の観察
 これは、既に「便利さと引き換えに失ったもの」として記事にしてあります。私の滞在したカポー村はロストワールドだったという結論でした。村のいい面を学んで日本の生活に活かすには、残念ながら日本は変わり過ぎてしまったようです。

4.ビザなし滞在
 タイでの長期滞在でビザが必要だということを知らなかったため、30日以内に国外に出なければいけなくて、余分な出費を強いられました。タイに3か月滞在する場合には、事前に観光ビザの取得が必要です。でも、マレイシアに行くことができ、10年振りに友人たちに会えたことはとても嬉しいことでした。

5.問題点
 植物の名前を調べるのに、インターネットの力を借りなければいけませんが、インターネットの接続が通常の電話回線であることと、特に雨天のときに接続が悪いという問題がありました。市内電話は長時間接続しても大して経費は掛からないのですが、接続回数は直接電話代にはね返って来るので問題でした。サーバーに接続されなくても、一通話の料金が発生してしまいます。
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by elderman | 2007-08-03 00:05 | えるだまの観察


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