2007年 07月 17日

タイにおける季節感

タイには7年前から2年間滞在していたことがありますが、当時は植物に関心がなかったので季節感というのは雨季と乾季というだけしか感じていませんでした。雨季の終わりにすごい雷があるという印象、雨季の始まりはものすごく蒸し暑いという印象くらいでした。

今回、タイに3か月近い滞在をしてみて、この熱帯の国にも季節感があるということを実感しました。今から思うと、私の着いた5月はタイでも一番花が豊富な時期のようです。今は、花の季節の最盛期を終わり、果物が味わえる季節になっています。

そのことを事前に知っていたら、マンゴスチンやドリアンの花を探し求めたことだろうと思うと残念です。

今は、日本の夏と同じように、花に関しては少し寂しい季節になっています。ただ熱帯では二回実のなる樹木が多いので、秋の前にもう一度花の季節があるのかも知れません。そこまで知るためには一年間滞在して観察するしか手がないようです。

熱帯の国には季節を問わず咲いている花があるので、季節感がないように感じるのかも知れません。代表的なものは、ホウオウボク、サルスベリ、オオゴチョウ、プルメリア、ブーゲンビレアでしょうか、華々しくいつでも咲いているので季節感がないと感じてしまいます。

季節感を知り、その目で見ると、今はもう花の季節を過ぎた感じです。蘭の花の最盛期も過ぎたようです。タイガーオーキッドはまだこれからという感じですけどね。綺麗な花を咲かせるモクレン科の植物の花期は終わったようです。モクセイ科の花はまだみることができます。

タイに来て好みが変わったものに蘭の花があります。これまでは奇妙な花で、希少性が高いために愛好されるのかと思っていましたが、リンコスティリスなど素敵な蘭の花があり、興味を持てるようになりました。ただ種類があまりにも多いので、名称調べは帰国してからじっくりやりたいと思っています。

ラン科の植物は、キク科、マメ科についで三番目に種類の多い科だったような。ラン科の植物だけで数千種類ありそうです。そして、今でも次々に新しい品種が作出されているようですから、とても覚えきれるものではありません。できれば原種系の特徴をつかみたいのですが、いろいろと形の違うものがあって依然として混乱しています。

そういう意味では、自然の中でみつけた蘭の印象が強く、どういうところでいつ咲いているのか、そういう記憶を大事にしたいと思います。展示されている蘭は、花が大きく美しいのですが、それ以上先には興味が進まない気がします。

(下宿先の庭に咲いたリンコスティリス)
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(高木の高いところに咲いているリンコスティリス)
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by elderman | 2007-07-17 10:44 | えるだまの観察


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