2007年 06月 16日

便利さと引き換えに失ったもの(1)

実はこのテーマをずっと考えているのですが、まだ結論は出ていません。真っ先に考えた対象は家電です。エネルギー使用による地球温暖化への影響についてはちょっと脇においておきますね。

私のいるタイの田舎でも家電は相当普及しています。下宿先には、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、トースター、電気ポットなどがあります。どう考えても、これらの製品が便利さと引き換えに何か大事なものを失わせるものとは思えませんでした。やっかいな作業の大幅な時間短縮ですから、こういう製品は幸せアイテムと言っていいんじゃないでしょうか。

下宿先にはもともとエアコンはありませんでしたから、エアコンの功罪については私が導入したときに記事にしてあります。自然の中で生きるという感受性を鈍らせ、生活リズムの変化をもたらし、夜型に移行しやすいと書きました。

あとは、家電の代表であるTVですが、これは私には個人的な見解があり、TVは必要最小限に抑えるべきだと考えています。TVに関しては、この田舎でも既に定着し、下宿先のおばさんもおじさんもTVは点けっ放しにしています。田舎なので、衛星放送でTVを観ていますから画像に乱れはありません。

彼らを見ていると私の小さい頃の父親(養父)を思い出します。仕事が終わって帰宅して、風呂に入って、晩酌をやりながらTVを観て、うとうとするまでTVを観ていました。私は、そんなライフスタイルが嫌いでTVに反発するようになったのかも知れません。

私の場合、外国暮らしが長くなったので、TVをあまり観ないという習慣ができてしまいました。英語でもない外国語で長時間TVを見ていることはできないものです。映画は観られましたが、一日に何本も観るというものではないでしょう。イランでは、毎日ユーロニュースを30分程度だったかな。インターネットをやりながらでしたけどね。

今私のいるこの田舎では、のんびりとしていて暖かい人々の心が残っているということで、TVそのものが私たちを不幸にはしないと言ってもいいのかな。私は時間がもったいないと思っていますけどね。TVを見ないで過ごすと、一日の時間が長く感じられます。もっとも、何かをやり始めちゃうので、家族との会話が少なくなってしまうかな。

家の中で便利さをもたらすものについて考えましたが、外に出るとどうでしょう。まずは、移動手段を考える必要があるでしょうね。自転車、オートバイ、自動車、バス、電車と移動時間を短縮してくれる大変便利なものです。大気汚染などの公害を招く恐れはありますが、そういう弊害を除けば、便利さと引き換えに失うものって少ないように感じます。

出張などで、のんびり移動時間を楽しみたくても、交通手段が発達してしまって、常時忙しいという弊害はあるでしょうね。速く移動できるのだから楽になるはずなのに、その反対の現象、この問題はまた改めて考えることにしましょう。

今回の考察はこんなものです。そして、私の疑いの目は都市整備などのインフラへと向いています。ここに落とし穴があったのではないかとね。
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by elderman | 2007-06-16 10:43 | えるだまの観察


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