えるだま・・・世界の国から

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2007年 02月 13日

言葉シリーズ(9)冷やかす

今回は、「冷やかす」です。広辞苑によれば、①氷や水に漬けるなどして、冷えるようにする。ひやす。③買う気がないのに売物を見たりその価を尋ねたりする。④相手が恥ずかしがったり当惑したりすることを言ってからかう。なぶり辱める。

②を飛ばしましたが、③の語源となることが書かれています。②(浅草山谷の紙漉業者が紙料の冷えるまで吉原を見物して来たことに出た詞)登楼せずに張見世の遊女を見歩く。

つまり、この「冷やかし」という表現は、吉原の遊郭の言葉だったようです。浅草山谷の紙漉業者は、和紙や上質紙も手がけていましたが、主に生産していたのは、「浅草紙」という質のよくない、今で言うトイレット・ペーパーだったそうです。

古紙を漉きかえした再生紙を原料としていたので、紙をしばらく「冷やかす」処理をしなければなりません。その間、職人さんは暇になるので、近くの吉原へ出向いて、遊郭に入った新人の遊女を買う気もないのに覗いていたといいます。

ということで、買う気も無いのに、店をぶらついて、値段をあれこれ聞いて回る客を、「ひやかし」と言うようになったそうです。
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by elderman | 2007-02-13 09:42 | えるだまの観察 | Comments(2)
Commented by paraissez at 2007-02-13 21:39 x
素見って書きますよね。最近まで実はこれが読めなかった・・・。
Commented by elderman at 2007-02-13 21:44
paraissezさん、こんばんは。^^
「ひやかし」、「すけん」、まぁ、意味は同じですね。
登楼せずに遊女を素見して回るだけの客・・・ 
ちょっと前も、ブロマイドというものが売れた時代がありました。
まさに、「見るだけ」の世界、想像力の世界といいましょうか。^^


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