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2007年 01月 14日

外張り断熱について

最近、外張り断熱というのがブームのようですね。これまでは、高気密高断熱ということだったのですが、どこが違うのでしょうか。私が無責任な提案をしているといけないので、再度考えてみました。

高気密・高断熱の部屋は、省エネルギーになることは間違いありません。問題点として、空気の換気が悪いと、空気が汚れるということがあります。高気密・高断熱の部屋では、24時間換気が不可欠になります。

外張り断熱がブームになったのは、日本建築の木造ということと、湿度の高さがあるようです。実際、断熱効果があっても、結露という問題があります。私の家の二重のサッシでは、サッシの間にカビが生えていましたから、相当な湿度になるということです。問題は、これが木造の家を腐らせる原因になるということのようです。

外張り断熱がブームというのは、この結露という問題を避けて通れるということらしいのですが、この点を検証しないといけないようです。

断熱材による充填断熱というものが効果がないという話もありますが、これは壁の構造、材料に依存するので一概には言えないでしょう。要するに、壁材が熱伝道性のいいものではしょうがないし、内部の空気層が動いてしまうようでは効率のいい断熱効果は期待できないということでしょう。それで、外張り断熱という方法が提案されるようになったのだと思います。

私の部屋の断熱効果が高いというのは、もともと遮音効果を狙って設計されたものなので、壁材は基本的に二重構造になっています。そして、その空間に断熱材(本来の用途は吸音材)が充填されています。壁材は外壁(石膏ボードみたいなもの)、その内側に二重の石膏ボード(30mm)、内壁として24mm厚のベニア合板が使われています。壁の全体の厚さが20cm以上で、三重構造になっていることになります。これはちょっと一般的ではないでしょうね。

外気が4度くらいで室温が23度くらいですから、壁の中の空気がよほど乾燥していない限り結露は避けられないといえるでしょうか。サッシの場合は、目に見えますから分かりやすいのですが、普通の壁の構造ではどうなんでしょうねぇ。サッシの場合は、多少湿気が多くてもカビ程度で済みますが、壁の場合は腐食という致命的なことになるかも知れません。

ということで、注意深く私の家のサッシと壁について観察をしてみました。一つ言えることは、一重のガラスに比べて、二重のガラスの場合は、結露しにくいということがありますます。20度くらいの温度差を一枚のガラスで遮った場合、結露するのは当然でしょう。二重の場合は、10度ずつということになるので、一重の場合に比べて結露しにくいと言えます。その上、日本の冬はたいへん空気が乾燥しています。

一重のガラスで結露の問題を説明して、外張り断熱を勧めるというのはどうも業者の営業戦略に思えます。一方、木材の壁は結露しにくいという報告もあります。木材はコンクリートに比べて10倍も熱を通しにくいそうです。また、水分も吸収したり放出したりするともいいます。

外壁が、トタン板などの場合、内部に断熱材を充填しても、断熱性は期待できないでしょう。これは外壁の材料に依存するものと考えられます。石膏ボードのようなものは断熱性は木材ほどではないでしょうが、ある程度は期待できそうです。壁の中に使っている石膏ボードには厚手の紙が巻いてあるので、これには断熱効果があるかも知れません。

外張り断熱の工事をされようとする方は、家の強度を考慮の上、施工されるといいと思います。余分な重量が柱にかかる訳ですから、この点を考えないで発注してしまうと、補強などの工事費が発生するかも知れません。
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by elderman | 2007-01-14 15:52 | えるだまの観察


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