えるだま・・・世界の国から

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2006年 12月 26日

成果主義の落とし穴

成果主義という言葉は今という時代を一番代表している言葉だと思います。もちろん成果が出ないような努力や無駄な作業というのでは困りますが、成果主義には落とし穴があると危惧しています。

短期的にみた場合、何をやっても、誰がやっても、成果には波があるものだと思います。それを1年や3年という期間で評価しようとすると、どうしても近視眼的な成果を追うというマイナスを生むことになるでしょう。誰しも、短期的な成果に追われたら、長期的な努力にまで余力がなくなるんじゃないでしょうか。

会社や組織が、人材を育てるという時代は過去のものになってしまったのでしょうか。人材を育てることというのは、将来その人材が会社や組織に対して大きな利益をもたらすということを期待したものでしょう。成果主義というのは、その反対の方向性を持っていると思います。即戦力は優先されるのがその表れでしょう。

即戦力優先というのは、将来活躍する能力を持つ若い人材を育てないということになるものでしょう。若い人材が育たず、中堅が成果主義で追われ、たまたま成果が表れないとリストラの心配をしなければならなくなる・・・ これでは精神的に余裕のないすさんだ世の中になるってものじゃないでしょうか。

成果主義の落とし穴として、組織の構成員がみんな短期的な目標に向かって進んでしまうことが一番問題だと言えるのではないでしょうか。場合によっては、長期的にマイナスになるようなものだってあると思います。

資源のない国である日本、こういう国で成果をあげなければいけないとなると、他国に比べて一層の努力をしなければならないということは言えるのかも知れません。経済大国といわれる日本、TOYOTAの一人勝ちのような状況ですが、果たして小さな島国の日本が経済大国であることを続けることに意味があるのでしょうか。分相応の経済的地位では不満なのでしょうか。

精神的な余裕、休暇を楽しめる生活、家族と過ごせる時間、こういうものを犠牲にして長時間労働に耐え、成果に追われ、一回しかない一生をあくせく過ごすなんて、どうなんでしょうねぇ。無理を続けると、病気になってしまいますよ。今の日本が病気の前兆でないといいのですが。
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by elderman | 2006-12-26 08:11 | えるだまの観察


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