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2006年 12月 15日

岩の花・・・ギプソフィラ・アレティオイデス

イランにあるラール国立公園でみつけたものです。以前、記事にしたことがありますが、そのブログは消滅してしまいました。今回は、学名も調べてみました。この苔のような植物、ナデシコ科カスミソウ属(ギプソフィラ)なんです。

写真の中に見られる黄色い花は別種だと思います。この苔のようなものからは、小さな白い花がほとんど茎のない状態で咲くはずです。

この植物の成長について説明いたしましょう。一番下の写真を見ていただくと、左の方に岩に張り付いた茶色の部分が見えることと思います。そして、さらによく見ると灰色の部分が見えるでしょう。この灰色の部分から成長が始まります。

ラール国立公園では、冬の間は雪が降りますが、それ以外の季節ではほとんど降雨がありません。そういう環境ですから、この「岩の花」は岩につく露で水分を補給して成長します。本当に苔のような植物ですが、それがナデシコ科というのですから驚きです。

灰色の後、茶色に変化し、成長を続けます。私は最初、岩の鉄分が錆びたのたと思っていましたが、そうではありませんでした。茶色が緑色に変化すると成長は最終段階に到達します。撮影したのは、5月18日のことでした。7月頃、小さな白い花を咲かせることでしょう。

ナデシコ科
カスミソウ属(Gypsophila)
・ギプソフィラ・アレティオイデス(Gypsophila aretioides Boiss)
(解説)イランのラール国立公園でみつけたものです。ペルシャ語では「岩の花」と呼ばれます。撮影:イラン
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(黄色い花は別種のものです。)
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by elderman | 2006-12-15 07:55 | 花と樹木(温帯) | Comments(6)
Commented by kaze at 2006-12-15 22:50 x
へえ・・これは珍しい植物です。
とてもナデシコの仲間とは思えません。
宇宙からのエイリアンのようです。
この過酷な環境に適応するためにこうなったのですね。
世界にはいろんな植物がありますね。
不思議です。
Commented by elderman at 2006-12-15 22:56
kazeさん、こんばんは。^^
そうなんですよね。ナデシコ科なんて聞いても信じられないくらいです。
植物としても不思議な形態ですね。自然というのは不思議なものを育てるものです。
ラール国立公園っていつ行っても違った植物が見られるそうです。もっと行っておけばよかったなぁ。
Commented by あじゅるえずめ at 2006-12-16 00:19 x
えるだまさん、こんばんは。
ネデシコ科カスミソウ属、どんなに可憐な花かと思えば…
やっぱり「コケ」に見えます。
でもペルシャ語で「岩の花」と呼ばれているのなら、イランの方にとっては「花」?(笑)
Commented by elderman at 2006-12-16 00:43
あじゅるえずめさん、こんばんは。^^
苔にみえますよね。ナデシコ科だなんて調べて分かったものです。
イラン人にだって花には見えませんよ。(笑)
花が咲く時期の写真がほしかったですねぇ。
Commented by mintogreen at 2006-12-16 00:54
うわ~~~!アメーバだ~~~!
これが、ナデシコ科カスミソウ属・・・、花はきっとカスミソウのように可憐である事を願う!^^
Commented by elderman at 2006-12-16 00:57
mintogreenさん、あはは。^^
確かにね。巨大アメーバの襲撃・・・かな。(笑)
花の写真はほしかったですねぇ、小さな白い花がいっぱい咲くようです。


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