えるだま・・・世界の国から

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2006年 11月 29日

日本の出版業界について

日本へ帰ってみて驚くのが、日本人って物を書くのが好きな国民だということを知ったことでした。私は発展途上国ばかり滞在していたので、ちょっと意外な驚きでした。それだけ日本人の教育水準が高いということなのでしょうね。発展途上国では話題になる文盲なんて、そもそも存在しない日本ですから、当然なのでしょう。

ところが、最近の日本では出版業界の不況が伝えられています。本を読む人の数が減り、本の販売部数が減っているのでしょう。一方、こうしてインターネットでも文章や小説もどきは読めますから、本というものが不用になったと言ってもいいかも知れません。そういう状況下では、出版業界は当たる本しか出版できなくなりますね。人気作家で売れるという保証のあるものばかりが出版されることになる訳です。

私が思うに、人気作家でも、一流の文芸作家でも、読む人にはそれぞれの好み、読みたい本というものがあるので、100%いいものはいいという評価を得ることはできないということがあると思います。ノーベル文学賞をもらった川端康成氏の小説を好きな人が何%いるのかはよく分かりませんが、国民に1%でも熱狂的なファンがあればベストセラーになると言えるのではないでしょうか。

そういう当たり外れの世界が出版業界なのでしょう。当たる作品を予想することは至難の業であり、当たらない作品を流通させたら赤字になるだけ・・・ でも、これは出版業界の問題ではなくて、ほしいものが手に入らないとしたら私たち読者にとって大きな問題のはずです。個人個人が必要とするものが違っているはずだし、特殊な作品でも求める人はそれなりにいるはずです。

私の言いたいことは、ネックになっているのが、本にするという行為、つまり印刷・製本に掛かる費用、そして流通に掛かる費用というものではないかということです。インターネットがこれだけ発達した時代ですから、自分が求めているものがどこかで読める、本でなくてもいい、ネット上でもいいと思います。そして特に本としてほしいものは注文できるというのがいいかな。

需要と供給との関係がまだまだ上手く合致していないのが出版業界なのではないでしょうか。amazonという便利なサービスが受ける理由が理解できますが、もっともっと専門書に至るまで検索できて、自費出版やブログなどでの著作まで検索できると便利でしょうね。そういう意味では検索サイトというのは時代のニーズに見事に合致しているのかな。今や、ニュース、外国語、映画、ドラマ、音楽、専門知識、TV番組、電車のダイヤ、地図、語源、歴史など何でも調べることができますからね。

ペーパーレスの時代、PCの画面で小説を楽しむということが当然のことになりつつあるのでしょう。出版業界が構造的に不況になっていることが理解できるというものです。

ところで、私の下手な小説やエッセイ、これらを本にするというのは自己満足としてはいいのですが、流通させて買ってもらうというのにははなはだお稚拙なものですから、売り物ではなくて無料で読んでもらえればいいという感じのものだと思います。こういう素人の小説、エッセイなど、読みたい人に無料で読んでもらえる方法ってないのでしょうかね。ブログに掲載して、検索でみつけてもらう、それしかないのかなぁ。
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by elderman | 2006-11-29 19:12 | えるだまの観察 | Comments(8)
Commented by aki at 2006-11-29 21:26 x
最近はネットから本になる小説も多くなりましたからね。
書く・・・というので思い出したけど、PCがメインになるにつれて、字を書かなくなりましたよね・・・私は最近仕事で字を書くことが逆に増えて、
(ネットワークばかりじゃ返って非効率的な仕事もあったりするの)
乱筆が直りました・・・^^
Commented by elderman at 2006-11-29 21:42
akiさん、こんばんは。^^
少量多品種という需要に対して自動車業界のような対応ができないでいる出版業界ですから、ネットから本になるものができても不思議じゃないですね。出版社はもっと努力しないといけないんじゃないかな。exblogではダイレクトに印刷製本できるサービスを提供しちゃったから、これじゃますます大変かな。
手書きですか、私はすっかり漢字が書けなくなってしまっています・・・ キーボード歴が30年くらいになりますからねぇ。(汗)
毛筆やペン習字でも勉強しようかな。(苦笑)
Commented by あじゅるえずめ at 2006-11-29 23:46 x
えるだまさん、こんばんは。
ネットがどんなに普及してもやっぱり『本』は今の形態で残って欲しいです。
新聞もそうですね。紙を手にとって読みたいなぁ…
漢字は確実に書けなくなっています。
今日も『自信』を『自身』と書いていました(笑)
Commented by elderman at 2006-11-30 00:17
あじゅるえずめさん、こんばんは。^^
そうですね、本という形、やはり便利だし、貴重なものでしょう。
ただ有名作家とか、人気作家とか売れるものしか発行できない出版業界というのが問題じゃないかな。それを補う手段として、ネットからでも新しい試みが始まるといいと思っています。
誤字はあまりやりませんが、肝心の漢字そのものが書けないというのには困ったものです。(汗)
Commented by Mook at 2006-11-30 21:28 x
やはり、活字でじっくり読みたいですねぇ~
Commented by mintogreen at 2006-11-30 22:15
えるだまさん、こんばんは。
やはり私も、本を手にとってじっくり読みたいです。
PCは楽しい道具ですが、長い時間画面を見るのは、私には辛いものがあります。
PCと相性が悪いと思いつつさわっているのは、なお更いけませんよね。^^
今や便利すぎるPC無しの生活は考えられませんけど・・・。
Commented by elderman at 2006-11-30 22:26
Mookさん、こんばんは。^^
うーん、そうですね。いい本なら、そういうことは言えるかな。
でもね、小説でもそうですが、二回読む本ってなかなかないですけどね。
蔵書にしておいて満足するという意味はあるでしょうけど、二回以上読まないならどうなんだろ・・・ ともあれ、出版業界が一番悩んでいることなんじゃないかな。
Commented by elderman at 2006-11-30 22:28
mintogreenさん、こんばんは。^^
ペーパーレスは辛いですか。もっとペーパーの価値を考えてみる必要があるのかな。本当にいいものだけが資源を使ったペーパーで残せる価値があるとか・・・ 新聞、週刊誌、月刊誌ってどうなんだろ。旧来の価値観なのか、それともペーパーでなければならない重要な理由があるのかな。


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