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えるだま・・・世界の国から

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2006年 11月 22日

ショウガ科(Zingiberaceae)

植物科別勉強中、今回はショウガ科です。世界の熱帯に約50属1100種が分布し、東南アジア・マレーシア熱帯地域にとくに多いそうです。

写真にない植物もあるし、その科のすべての植物を網羅するなんてできそうもありません。不定期更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。写真提供に協力いただいているmintogreenさんは日本に在住の方です。

参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。


ウコン属(Curcuma)
・ウコン(鬱金)(Curcuma domestica)、英名:Turmeric、Indian saffron
(解説)東南アジアからインドにかけての熱帯・亜熱帯地域に分布。黄色い花を咲かせる。ピンクに色づいているのは苞葉。写真は日本で撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_1162318.jpg


グロッバ属(Globba)
・グロッバ・ウィニティ(Globba winitii)、英名:Mauve dancing ladies、Dancing ladies ginger
(解説)グロッバ属はインドから東南アジアに分布。ウィニティ種はタイが原産。別名で「シャムの舞姫」とも呼ばれる。写真はmintogreenさんの撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_1163258.jpg


シュクシャ属(Hedychium)
・ジンジャー(花縮紗)(Hedychium coronarium)、英名:Ginger lily
(解説)インドからマレーシアにかけてが原産。日本へは江戸時代に渡来。和名では「ハナシュクシャ」(花縮紗)と呼ばれる。写真は日本で撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_1165133.jpg


ニコライア属(Nicolaia)
・トーチジンジャー(Nicolaia elatior)、英名:Torch ginger
(解説)マレーシアからインドネシアが原産。観賞用のほか、若い花序は香味野菜、果実は生食に、種子は香辛料に利用される。別名で「カンタン」とも呼ばれる。写真はタイで撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_117046.jpg


ハナミョウガ属(Alpinia)
・アオノクマタケラン(青の熊竹蘭)(Alpinia intermedia Gagnep)
(解説)九州、四国、沖縄の暖地に分布。写真はmintogreenさんの撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_1172625.jpg

・フイリゲットウ(Alpinia sanderae)、英名:variegated ginger
(解説)ニューギニアが原産。写真は八丈島で撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_117364.jpg

・ゲットウ(月桃)(Alpinia speciosa)、英名:Shell ginger、Pink porcelain lily
(解説)日本、台湾、中国南部それに熱帯アジアに分布。5月から7月ごろ、長い花茎を伸ばして、総状花序に巻き貝のような花を咲かせる。写真はmintogreenさんの撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_11747100.jpg

・レッドジンジャー(Alpinia purpurata)、英名:Red ginger
(解説)ニューカレドニアやソロモン諸島をはじめとする太平洋諸島に分布。写真はmintogreenさんがパプアニューギニアで撮影したものです。
ショウガ科(Zingiberaceae)_e0031500_11809.jpg


by elderman | 2006-11-22 01:25


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