2006年 10月 25日

えるだまの独り言(6)ホームシアター

今、自宅にはホームシアターがありますが、実はこれは私の昔からの夢だったのです。家族は音楽室と呼んでいますが、この二重構造のリスニングルームが出来たのは30年前のことです。何も知らない大工さんの棟梁が大変協力的だったので、すべて私が設計して作ってもらったのです。

ところが、当時プロジェクターというのは大変高価なものでした。そこで、妥協して32インチのTVを買ったのですが、当時のTVはブラウン管方式ですから奥行きがあるんです。私のイメージしていたスクリーンだとピアノの直前に設置でき、必要なときに下ろせば済むものです。

32インチのTVを買ってしまったので、プロジェクターを使った大画面による映画鑑賞という夢は大きく遠のいてしまいました。それでも、10年くらいはそのTVでビデオによる映画鑑賞などをして楽しんでいました。そうしているうちに手ごろな値段のプロジェクターが発売されるようになったのです。

ところが、せっかく私の夢であるプロジェクター使用による大画面での映画鑑賞は意味がなくなってしまったのです。私は、もっぱら海外で仕事をするという道を選んでしまったからです。実は、イランでホームシアターを現地で実現しようと考えたのですが、カーテンを暗幕のようなものにすることはできず、また日本製のプロジェクターの家庭用のものが手に入らなかったのです。

業務用の100万円もするようなものはありましたが、それでは実現不可能です。アパートの大家さんが古いパナソニックの33インチのTVを提供してくれたのですが、カラオケなどを楽しむのにはいいのですが、ホームシアターには遠く及びませんでした。夢はなかなか実現しないものです。

イランに行っているときでしたが、高性能の安いプロジェクターが発売されたという情報をもとに日本の我が家にいよいよプロジェクターを導入しました。一時帰国のときにしか楽しめないのが残念ですが、長年の夢でしたからそれはそれは嬉しいものでした。

ところが人間の欲には際限がないようで、どうしても気になる問題点があったのです。プロジェクターを床においた台に乗せているためスクリーンの正面に自分がいけないのです。どうしてもプロジェクターの脇、つまり斜め方向からスクリーンを見ないといけないんですね。気にし始めると、どうしても気になります。スクリーン正面で映画を見たいという欲求不満を抱えていました。

そして、ついに現在一時帰国ではなくて日本に帰って来ましたから、最終的な欲求不満を解決することにしました。つまり、プロジェクターを頭の上に設置することにしたのです。アンテナのケーブルの長さ、ビデオやDVDプレーヤーの配置を熟慮してようやく30年前に描いたイメージが実現できました。

日曜大工のお店に行って、どうやってプロジェクターを吊るすのかいろいろ考えました。お店にある材料をいろいろみてアイデアをひねりました。プロジェクターを置く台は結局台所用のすのこでした。そのままでは格好が悪いので黒のつやけしで彩色しました。ケーブルの類は頭の上を通過するようにして、ついにプロジェクターを頭の上に吊るすことに成功しました。

たまに吊るしたプロジェクターに頭をぶつけることがありますが、プロジェクターを頭の上に持っていけることができて部屋は元の広さを取り戻しました。4人くらいで一緒に映画を鑑賞できるくらいです。もちろん特等席はスクリーンの正面です。言ってみれば映画館のS席です。

(ホームシアターの画面)
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(スクリーンの映像ってTV画面よりきれいに撮影できるみたい。)
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(プロジェクター側)
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(スクリーン側・・・スクリーンを上げた状態)
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by elderman | 2006-10-25 07:36 | 日々の雑感


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