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2006年 08月 17日

マレイシアの思い出(10)ディパバリ

マレイシア滞在中、リムジンの運転手をやっていたインド系マレイシア人のセルバム氏とは親しくお付き合いをしていました。たまにリムジンを使うことはありましたが、それ以外の時間は友人として接していました。真っ黒な肌と巻き舌の強いインド訛の英語には、当初は驚きましたが、次第に慣れていきました。

訛と言えば、マレイシアもシンガポールと同じように中国語訛の英語というのがあって、こちらの英語にはまったく馴染めませんでした。中国系マレイシア人の知り合いもありましたが、彼の英語の発音はきれいなものでしたけどね。問題は、職場の局長の中国語訛の英語がさっぱり聞き取れなかったことです。彼は、私が英語を話せないと思っていたようでした。(苦笑)

セルバム氏は、13人兄弟の11番目だったように記憶しています。当時はまだ独身で両親と一緒に住んでいました。彼からヒンドゥー教についていろいろと説明をしてもらえたことが嬉しかったです。ヒンドゥー教には大きなお祭りがあって、一番大きなものは「タイプーサム」と言いますが、その話題は次回ということにいたしましょう。

今回は、「ディパバリ」というヒンドゥー教のお祭りの話題です。これは、「光の祭り」とも言われます。ヒンドゥー教の神話には、多くの話が伝えれていますが、これは悪に対する善、暗闇に対する明かり勝利を祝うものです。祭りの前夜には新しい服を着て、ろうそくやランプをたくさん用意します。そして神を歓迎するため、家の窓やドアを開け、家の中を色々なオイルランプやそうそくで明るく飾ります。写真は家の中に用意された飾りです。色のついた砂を使って上手に仕上げられています。

招待された私と次男は、彼の家でご馳走になりました。インド系マレイシア人、ヒンドゥー教徒には禁酒の戒律はないので一緒に楽しめます。^^

私と次男がマレイシアを発つ前日、セルバム氏は私たちを招待して送別会をやってくれました。外国人が彼のようなリムジン運転手を友人として付き合ってくれたことはないといい、大変感激していました。私は、仕事の関係を離れたら人間同士の付き合いだと思うのですけどねぇ。

遅くまで飲んで過ごした翌朝、私たちが飛行場に向かうためにホテルのロビーに降りていくと、そこにはセルバム氏が待っていました。彼が飛行場に見送りに来てくれるのかと思ったら、彼は別れを悲しんで一晩中泣いて過ごしたので運転はできないと言いました。インド系の人は、日本人のように感情を抑えるということはしないようで、むしろそういう感情を味わっているように思えました。
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by elderman | 2006-08-17 08:40 | Comments(0)


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