えるだま・・・世界の国から

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2006年 07月 12日

イランの思い出(30)ペイカン

イランの国民車とも言えるペイカン、私の滞在していた頃はタクシーのほとんどがペイカンでした。30年も製造が続けられたまさに大衆車です。私の帰国時には製造中止になりましたが、その人気は高いものでした。人気が高い理由は、安いという一言です。イラン全土のどこでも部品が買えるし、しかも安いのですから売れる訳です。

古い形の車ですが、それほどクラシックカーという雰囲気はありません。もちろん、現在の車としては時代遅れという感じは否めません。サスペンションが板バネですから、乗り心地はまさにトラックです。私は、タクシーで長距離を走る場合、プジョー405のタクシーを捜したものです。短い距離なら耐えられますが、長距離となるとちょっとつらいところです。

長寿のペイカンですが、マイナーチェンジは行われています。よく観察すると、古いペイカンはライトが小さく、三角窓があることが分かります。ペイカンの人気色は白です。これは手放すときに一番高く売れるという理由だそうです。日本でも30年前は白い色が一番多かったことを思い出します。

ペイカンの後継車は、サマンドという車です。あまり高級感はありませんが、走行性能においては不満はありませんでした。私は1年くらいサマンドを使っていました。現在、サマンドのタクシーが増えていて、ペイカンで問題だった大気汚染が少し改善されています。ペイカンの製造中止というニュースが世界に流れたとき、ペイカンという車への関心が高まりましたが、私自身には特別な感慨はありません。

ペイカンは1800ccだと思いますが、新車で70万円くらいで買えます。韓国車のプライドの方が高いですから、ペイカンが売れる訳です。イランでは外国車の輸入は禁止されているので、基本的に車は国内生産です。エンジンなどの主要部品は外国から取り寄せて、組み立てているはずです。

外国車としては、プジョー(フランス)、キアモーター(韓国)が多く、日本車では、日産のパトロールとマキシマ(セフィーロの3リットル版)、マツダとトヨタにも一車種ありました。ベンツやBMWなども見かけますが、これらは外交官が持ち込んだものと思われます。

(ペイカンのタクシー)                          (ペイカンのピックアップ)
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(サマンドのタクシー)                          (自家用車のサマンド)
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by elderman | 2006-07-12 19:33


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