えるだま・・・世界の国から

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2006年 07月 09日

イランの思い出(28)世界遺産

日本には世界遺産が30以上もあると思いますが、イランには4つしかありません。歴史があって遺跡の多いイランとしては意外な数です。私は、イラン政府が世界遺産の申請をしないからではないかと考えています。イランには2000年以上も昔の遺跡がごろごろありますからねぇ。

イランにある世界遺産は、 ①チョガーザンビルのジグラット(メソポタミア文明のピラミッド)②ペルセポリス(ペルシャ帝国アケメネス朝の遺跡)③エスファハン(エマーム広場全体が世界遺産に指定)④アルゲ・バム(地震で崩壊してしまった遺跡、現在危機遺産として修復中)の4つです。

私がごろごろあると言った遺産には、さらにペルシャ帝国黎明期の遺跡であるパサル・ガダエ、もう一つのペルセポリスがあったシューシ、紀元前からあるバーント・シティ(岩屋遺跡)、現在も使われている岩屋で有名なキャンドヴァン村拝火教の神殿や鳥葬の施設のあるヤズド、その他各地にある拝火教に関係した遺跡、カスピ海の湿原地帯、傾斜地に作られた町マースーレ、塩の湖であるウルミエ湖、砂漠の地下にある湖アリサドル5671mのダマヴァンド山などなど。

これらは申請さえすれば、直ぐに世界遺産に認定されそうなものだと思います。私としては、さらに観光地化されずに手付かずに残っている本当の砂漠も候補に挙げたいくらいです。また砂漠の周辺に配置されたキャラバン・サライ(隊商宿)も世界遺産として保存されるべき対象ではないかと考えています。

比較的新しいところでは、今では博物館として公開されていますが、王宮などの施設も世界遺産に認定されうるものではないでしょうか。そして、化石のような魚が棲息しているカスピ海そのものも世界遺産に相応しいと思います。

世界的な観光地をたくさん持っているイランですが、イラン政府は観光による外貨獲得には熱心でないようにみえます。石油資源に恵まれているからなのでしょうが、もったいないような気がします。イスラム教で国を統治するというイラン政府は、外国人観光客によってイラン人に悪影響が出るということを恐れているのかも知れません。

イランではインターネットに対する規制はあまりありませんから、外の世界はインターネットを通じてみればいいと考えているのでしょうか。もっとも、ポルノっぽいサイトについてはアクセス禁止という措置が講じられています。一時、ブログ全体にアクセス制限がかかるということがありましたが、現在ではそういうことはなくなっています。

(チョガーザンビルのジグラット)
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(ペルセポリス)
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(エスファハン)
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(地震前のアルゲ・バム)
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by elderman | 2006-07-09 09:22 | Comments(6)
Commented by at 2006-07-09 21:27 x
いよいよ行ってみたくなりました。
どうしても行きます・・・・何時行けるかなあ・・・・。
Commented by 宇宙和里 at 2006-07-09 21:29 x
こんばんわ^^。いや~ 暑いですよね~。 アンマンの夏が懐かしい今日この頃です。 ”ヨルダンにないもの”っていうことで、「ムシ暑い雨季」かな~^^~。 で、世界遺産ですね。 はい、私も 「外国・観光客からの影響」が その熱心ではない大きな理由ではないかと、思います。 政府(宗教者?)が悪影響と思っているかもしれませんけど、自国に自信があれば、どんな影響も、自国に入ったら自然に浄化されつつ、自国流に混ざっていく・・・と私は思うのですが(イランは、自信がないのかな?)。 それに、日本に不法滞在のイラン人がたくさん居たように、外国からの影響っていうのは、入国に限らず、自国民が他国から持ち帰るもの、、もありますからね。世界遺産に登録してもらったからといって、イランにメリットがあるかどうかは、解かりませんが、今の地球のシステムではその場所にいる人たちが、それをどう捉えるか(大切で、後世にも残したいとか、遺すより、開発が欲しいとか、)次第なので、仕方がないですよね。 
Commented by elderman at 2006-07-09 23:38
華さん、こんばんは。^^
そうですか、アルゲ・バム以外ならいつでも楽しめるでしょう。米国が変なことをしなければ・・・ ですけど・・・ (苦笑)
Commented by elderman at 2006-07-09 23:44
宇宙和里さん、こんばんは。^^
そうですね、幸いイランの為政者たちは遺産を大事にすべきという考えはもっているようです。ペルシャ帝国だって拝火教ですから偉大なイランというためには宗教には拘ってはいられないでしょう。
自信がないというのは違うような気がします。放っておけば庶民は安易な快楽に走りがちだし、凶悪犯罪もあるかも・・・ 今の日本に胸を脹れればいいのですが・・・
外国人女性までスカーフの着用を義務付けするような政府では、しばらくは外国人にとって訪問しやすい国にはなりえないんじゃないかな。世界遺産は、イラン人だけでなく人類の遺産であるという認識があればいいのですけどねぇ。
Commented by mintogreen at 2006-07-11 07:48
えるだまさん、おはようございます。
ごろごろあるお勧め遺産の中で印象に残っているのが、「キャンドヴァン」。
物語の世界のものとしか思えない造りですね。
そこで実際人々が暮らしているなんて驚きです。
数々の遺産、世界の遺産として本当に大切に残して欲しいものですね。
Commented by elderman at 2006-07-11 08:18
mintogreenさん、おはようございます。^^
カッパドキア(トルコにある岩屋)のミニ版のようなキャンドヴァン村ですが、ユニークな形の山に人々が穴を掘って住んでいるのですから驚きですね。
イランという国が、世界に対してもっと開放的になってくれるといいと思うのですが・・・


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