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2006年 06月 22日

イランの思い出(13)テヘランの緑

沙漠ばかりの国土を持つイランでは、人が住むところにはどんどん植栽されます。日本では、開発行為で樹木が伐採されますが、イランではまったく反対です。自然のままでは樹木は生育しませんから、人々が苦労して緑を育てて来ているのです。樹木を伐採したりしたら、大変な罰則があります。

新緑の頃、アパートから見た緑の様子をご覧にいれましょう。とても砂漠の国の首都とは思えない緑の量でしょう。岩肌の見えている山は、アルボルズ山脈です。こちらは表土がないので、草も生えることができません。見えている山の高さは、およそ3300mくらいあります。アパートから麓まで3km程度ですから、裏山のようなものです。麓辺りでは標高が1800mくらいでしょうか。

背の高い木は、プラタナス(鈴掛けの木)とポプラが多く、その他にマロニエ(西洋栃の木)やニワウルシ(庭漆)、合歓木、カエデ、楡、トネリコなどが見られます。イラン人は花が大好きなので、公園はもちろん、道路の空き地、ロータリーの真ん中など、さまざまな植栽がなされています。これらはテヘラン市が管理しています。

アパートから外に出ると、一層緑が多いことを実感します。このエラヒエ地区は高級住宅地なので、テヘランの他の地区が同じように緑が多いとは言えませんが、それでも空間さえあれば植樹しているという感じです。都市部だけを見たら、日本よりも緑が多いかも知れません。

道路を作る場合でも樹木を伐採したりしませんから大変です。樹木を避けて道路が曲がりくねっているというのをよく目にします。3枚目の写真のような場所もあります。4枚目の写真は、大気汚染測定局ですが、樹木を伐採しないで局舎が作られていますね。移植すればいいと思うのですが、それもしないようです。

テヘランは大きな都市ですが、私のアパートから東、西、南に20kmも移動すれば様子は変わり、松や杉の類が多くなります。その先は、麦畑が一面に広がり、さらに遠くになれば牧草地というか、荒野ばかりということになります。

テヘランから北に向かうと、アルボルズ山脈を抜けるという意味ですが、その先にはカスピ海があります。アルボルズ山脈を抜けて平地に出ると、そこには日本のような湿度の高い、水郷地帯が開けています。カスピ海周辺地域のお話は、また改めてということで・・・

(アパートからの景色)
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(道路を邪魔する樹木)
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(大気汚染測定局)
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by elderman | 2006-06-22 03:04 | Comments(6)
Commented by madamkase at 2006-06-22 04:33 x
幾日か前の、テヘラン市内の道路の写真、両側におそらく鈴懸と思いますが伸びるだけ伸ばしているわけが分かりました。
イスタンブールでは、これらの街路樹をおそろしいかっこうに伐採してくれます。丸坊主じゃん!というくらいに。
徒長を防ぐのは大事ですが、何年も手入れをしないのに、伐るとなったら10年分いっぺんに伐採してしまいます。並木道は裸同然です。
トルコの人はどうもデリカシーに欠ける・・・私のため息のひとつです。
Commented by elderman at 2006-06-22 09:09
madamkase さん、そうなんですか。
お隣の国だというのにずい分違うものですねぇ。トルコには緑が多いからでしょうか。
イランでも樹木の手入れはしているようですが、プラタナスの木は伸ばし放題のようです。
Commented by mintogreen at 2006-06-22 22:49
緑が少ないから大切にする。
そういう考え方で町を造る事は、大賛成です。
道路を曲がりくねらせてもね。^^
いかに、緑が貴重かと言う事ですね。
Commented by elderman at 2006-06-23 05:21
mintogreenさん、そうですね。^^
妙な道路ができたりしますが、ま、しょうがないですね。(笑)
樹木が生育するまで時間が掛かりますから、大事にしないといけません。先祖代々、そういう価値観が身に付いているのでしょう。^^
Commented by きんた at 2006-12-04 10:59 x
日本は国土面積に対して、世界一植林事業を行っている国ですが。。。
むしろ植林=日本とも言えますよ。  外国なんて伐採したら後は放置。
Commented by elderman at 2006-12-04 11:36
きんたさん、ようこそ、コメントありがとうございます。
林業からの視点でしょうか、貴重なコメントありがとうございます。


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