えるだま・・・世界の国から

elderman.exblog.jp
ブログトップ
2006年 06月 14日

浦島太郎の雑記(16)マネーゲーム

「儲けることは悪いことですか」、こう投げかけられた問に対して何て答えたらいいのでしょう。例えば、自分の子供に聞かれたらどうしましょうね。

マネーゲームで儲けることができるいうのは頭がいいとも言えるでしょうが、似たものとしてギャンブルがありますね。例えば、競馬で大儲けという場合、もちろん運も良かったでしょうが、勝った人は自分の読みとか予測について一言ありそうです。それでは、ギャンブルの勝者が尊敬されるでしょうか。ギャンブル愛好家の間では尊敬の対象にされるかも知れませんが、一般的にはそうはいかないでしょう。

ギャンブルというものは、つまりはお金の再配分ということですから、被害者は負け組みであり、本人が承知しているものです。ギャンブル以外、一般的に儲けるという場合は、何かの行為の代償として利益を得るということが普通でしょう。これで儲けて財をなしたら成功者と言われるでしょうね。代表的な人物としては、ビル・ゲイツ氏、松下幸之助氏、本田総一郎氏などでしょうか。

ビル・ゲイツ氏は超大金持ちになったのでやっかまれるというのはあるでしょうが、独占禁止法に抵触かという程度で他に犯罪めいた話は聞こえて来ませんね。アメリカン・ドリームとして、成功者として称えられていると思います。彼の会社の製品、サービスがいいとは言えませんが、ほとんど世界の市場を席巻してしまいました。すごい手腕だと思います。

株式投資も一種のマネーゲームだとは言えるでしょう。しかし、競馬のように単純ではなく、会社の活動とも密接に関係するものです。株価が上がるということは、会社の業績がいいとうことでしょう。言い換えれば、儲かる仕事しかしなくなるということではないでしょうか。

サービスを受ける側から言えば、サービスを提供する側が儲かるかどうかには関心はなく、便利だから必要だからという理由で利用するのではないでしょうか。そのようなサービスの中には採算性の悪い業務もあるものと思います。いくら効率を上げても限界というものはあるでしょう。儲かるサービスだけが提供されるという社会になったらサービスを受ける側は不自由することが多くなると思います。

会社の業務活動の中では採算性の悪い部門もあるでしょう。サービスを受けたいという人たちがいるから会社全体として業務の中においているというケースもあるのではないでしょうか。M&Aではそういう業務が真っ先に切り捨てられることになるのではないでしょうか。

通称「村上ファンド」の村上氏の問いかけである「儲けることが悪いことですか」には飛躍があるように思います。結果的に儲かるのはいいが、意図的にマネーゲームで犯罪まがいのことをやって儲けて、なお尊敬されたいというのは虫が良過ぎるように思います。そういう人はやはり陰の存在になってしまうのが普通ではないでしょうか。表舞台に出て来たから叩かれるんじゃないかな。

会社は株主のもの・・・確かにそうでしょう。しかし、日本の習慣ではそうはなっていません。それで村上氏はチャレンジ精神を持ち、事業展開をしてきたように思います。日本企業が多大な利益を上げても直ぐに株主に還元しないという体質はあります。ただし、それには理由があることで、長期的展望にたち、設備投資もあるでしょうし、会社としての財産の保有ということもあるでしょう。

株式投資をマネーゲームとする人たちが会社の経営に口出しをし始めたから、大きな反発を受けることになりましたね。これも当然のことのように思われます。

儲け方を無視して「儲けることは悪いことですか」と問うのは間違いではないでしょうか。「法律に抵触しないで儲けることが悪いことでしょうか」と問えば、もっと素直な質問だったんじゃないかな。もちろん、そういう問いかけはできないでしょう。
e0031500_11352757.gif

[PR]

by elderman | 2006-06-14 09:43


<< マクロレンズの世界(146)エ...      八丈島の花(10)ヒメノウゼンカズラ >>