えるだま・・・世界の国から

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2006年 03月 14日

イラン人について(1)

イラン人といってもいろいろな人がいますから一概に言うことは難しいのですが、割り合い多く見受けられるということでご容赦いただきたいと思います。私の解釈ですから、みなさんが同じように受け止められるとは限りませんけどね。

1.商人
 イランの商人は、昔からペルシャ商人として有名ですから、なんでもどこからでも運んで来てしまうというところはさすがだと感心してしまいます。テヘランの大きなバザールでは、探せばなんでもあるのではないかと思ってしまうほどです。日本製の土鍋が売られていたのには驚いたものです。

 商売の仕方は、絨毯屋を除くと一般的に淡白なもので、しつこく売り込まれることはまずありません。その代わり、なんというか、売ってやるというような雰囲気を感じて不愉快になるときがありますが、しつこいよりはいいかと思うようにしています。

 ランチ・タイムにはシャッターを下ろして昼食を摂っていますが。こちらが買いたいと言っても、シャッターを開けてはくれません。無欲というか、不思議な商人だと思います。東南アジアでは営業中にしてお弁当を食べている売り子をよく見かけますが、イランはちょっと違います。

 そのお店にほしいものがないと、イラン人は親切に商売敵の店を教えてくれます。物を売るよりも丁寧な感じがありますから、これも不思議な感じです。日本人相手のお店ではほしいものを言うと他所の店から持って来てくれます。会計はその店でしてしまいますが、後で分け合っていることでしょう。

 現在のイランの若い男性は、商人になりたいという気持ちが強く、あまり勉強をしたがらないという問題があると聞いたことがあります。大学には女学生がいっぱいという状況のようです。商人になるのは結構なことですが、イランではいつでもどこでも物が売れるという環境があるので、すぐにお金が得られるということがあります。

 収入につながるかどうか分からない勉強に時間を使うよりも魅力的なのでしょう。そして今のイランの体制で一番苦しんでいるのが高学歴の中産階級の人々です。社会全体が満足する国づくりというのは難しいことはあるでしょうが、一番役に立ちそうな教育を受けた人たちが安い給料で苦しんでいるのは気の毒に思われます。

 イランの商人は、お土産店を除いて、あまりディスカウントをしないようです。中国や南米でみるように倍の値段をつけているというようなことはしていないようです。普通の買い物では、一応は値引き交渉をしますが、あまり値引きは期待できないようです。もっとも、場所によってなので一般論ではないようです。特に外国人を相手に商売をしているところには適用できないでしょう。

2.公務員
 公務員気質というのは世界中で共通しているところがありますが、イランでもその点は同じです。ただ、基本的に違うのは、イランの公務員は国民の税金で給料を貰っている訳ではないというところでしょうか。石油という資源のある国ならではの仕組みです。

 ですから、国民のために働かなければいけないという意識はありません。あくまでも雇用者との関係において働いているのです。残念ながら、自発的に役に立つことをしようというインセンティブを求めるには無理があるようです。女性職員の方がより質の高い仕事をしたいという意識がありますが、男性職員はできれば余分なことはやりたくないという気持ちがみえみえです。

 公務員で戸惑うことは、誰が責任者かと聞くと、大抵自分が責任者であると答えることです。本気にして仕事を進めようとすると直ぐに壁にぶつかります。しつこく聞くと上司がいて、その人の承認がないと何事も進められないということが後から分かってきます。

 どこの国でも見られることですが、政府高官には威張っている人があります。もちろん、地位が高いにも拘わらず謙虚な物腰の人もおります。高官になればなるほど、客を待たせることは平気なようです。待たせることで自分の偉さを示しているのではないかと思うことすらあります。

 そして、これもどこの国でもそうなのですが、親しい人がいるのといないのでは大きく対応が違います。誰も知らないで公式な手続きを踏むと全然進まないということはよくあります。ところが内部に知り合いがいれば、文書なども持ち回りで即決裁ということも不可能ではありません。

 政府高官は気に入らないことや分からないことは、書類を積んでおくようです。そして、催促されないとずっとそのままということがよくあるようです。そういうイラン政府の中で仕事を進めるには、友人から知り合いを辿っていって、話を通すというようなことをしないといけないようです。待っていたのでは何も進みません。
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by elderman | 2006-03-14 11:47 | えるだまの観察


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