えるだま・・・世界の国から

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2006年 02月 28日

バルセロナ旅行(第三日目)(後編)

 公園内の散歩で完全に疲れた我々は次なる目的地までタクシーで移動することにしました。幸い逆向きに行動したので、グエル公園の出口で簡単にタクシーを拾えたことはラッキーでした。次なる目的地はもちろんサグラダ・ファミリア教会です。

 サグラダ・ファミリア教会、これはもう十分有名ですから解説はいらないでしょう。遠くからでもその異様な景観は印象的です。タクシーの運転手に近づき過ぎると写真に納まらないので手前で止めるようにお願いしましたが、距離的には良かったのですが、完全に逆光の方向でした。

 グエル公園から向かったからでしょうか、到着したのはサグラダ・ファミリア教会の正門にあたる北側ゲート方向でした。空高く聳える尖塔には二つの大型クレーンも見えています。これまでは完成までに200年かかるとか言われていたようですが、現在の技術では後40年で完成だそうです。それにしても気の長い話ではありますね。

 周辺部分は相当完成しているのですが、肝心の中心はまだほとんどで着手したばかりのようです。教会の中に入ると工事用の資材がいっぱい置かれていてとても教会という雰囲気ではありません。現代の建築物なので形状こそはとても奇妙ですが、古い教会の建築物で感じるような荘厳さというのはまだ備わっていないし、ガウディの親しみやすい造形は教会を親しみの持てる身近なものに感じさせてくれます。

 尖塔の上の方まで歩いても登れるのですが、エレベータ設備もあるので、これまでの徒歩の観光に疲れた我々は迷わずエレベータを利用しました。エレベータを利用しても降りてからまだ狭い螺旋階段を登らなければなりません。すれ違うのが少し大変ですが、途中から見られるバルセロナの市街地の景観や、尖塔の装飾を見ることができて楽しいものです。

 エレベータで降りると我々は南側の入り口に出ました。そこには様々な彫刻で装飾が施されていますが、どれも深刻というよりユーモラスな表情を持つものばかりでした。見る人の気分が違うと違った見え方をするかも知れませんが・・・

 再び北側に回るとそこには公園があり、中心に池が配置されていました。池の向こう側から撮られた写真を我々はよく目にしているようです。疲れた我々はどこかのバールで一休みしようと北側にある大きな歩道の周辺のバールを探しました。太陽の当たる歩道での営業は残念ながら飲み物だけというところが多く、屋外での休憩は諦め、食事にありつける室内のバールに入りました。

 そこで注文したのが、パエリア(パエージャの方が発音が近い)の中でもイカ墨を使ったもので、アロース・ネグロというものです。白ワインとグリンサラダ、イカフライも注文しました。隣の席に地元のスペイン人らしい女性グループが5人入って来ましたが、このグループのおしゃべりの実にやかましいこと・・・耳にがんがん響く大声で騒いでいました。

 すごい騒音の中でしたが、アロース・ネグロはなかなか美味しい。イカとムール貝程度の素朴な具で、その色は真っ黒ですが、それがなんとも美味しい。これにはすっかり魅せられました。もっと美味しいアロース・ネグロがあるかも知れないと次回を楽しみにしました。

 騒々しい喧騒の中の食事でしたが、1時間半も過ごしたでしょうか。次なる目的地はバルセロナにいくつもある世界遺産のひとつであるサン・パウ病院です。歩くのを止めた後、再び歩き始めると脹脛の筋肉が疼きます。日ごろの運動不足の解消です、多少の痛みはなんのその、平地を歩くことなら問題はありません。

 サン・パウ病院は今でも病院としてやっているようで、その古い作りが果たして現代の病院として機能的かどうかは大いに疑問です。それでも建築物はとても美しくイスラム建築の影響を受けているのでしょう、エキゾティックな感じがするとともにイランに住んでいる私には懐かしい感じにも映りました。

 サン・パウ病院の見学の後、ガウディのカーサ・ミラの内部見学をすることにしました。移動は地下鉄ですが、前回乗った路線とは違うので、適当に見当をつけて出たのですが全然違う場所に出てしまいました。降りた駅と前回利用した駅とは相当離れているようです。東京の地下鉄でも乗り換えに相当歩かされることがありますから、それと同じことです。

 カーサ・ミラの見学には案内がつきました。今でも集合住宅として使われていて、一般の見学者には地下と見学用の居住区と屋上が提供されています。馬車の時代ですから、地下は馬車の駐車場といったところです。居住区は1900年代のライフスタイルが展示されていました。屋上は雨水を集めるという目的以外には自由なデザインの空間ですから、ガウディの真骨頂が現れています。ユーモラスな彫刻や塔などが配置されまるで遊園地のようでした。

(サグラダ・ファミリア教会)
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(サン・パウ病院)
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バルセロナではカメラを盗まれてしまったため画像がありません。引用している画像は下記の本からです。
”Barcelona the city of Gaudi”
”Park Guell Gaudi's Utopia, Josep M. Carandell, Pere Vivas”
”El Temple de la Sagrada Familia, Josep M. Carandell, Pere Vivas”
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by elderman | 2006-02-28 01:00 | Comments(4)
Commented by 猫姫少佐現品限り at 2006-02-28 21:52 x
自分のカメラがなかった、、、
一生の不覚??
かま、えるパパは、しょっちゅうこういうところ、
行っているからねぇ、、、
Commented by elderman at 2006-02-28 22:03
猫姫さん、こんばんは。^^
カメラがなくてということは考えられないですね、盗まれたのなら、早速にでも買っているはずです。
この時は、最後の最後に盗まれてしまったのでした。
ですから、それまでは、どこでもカメラのシャッターを切っていたんです。
バルセロナはもう一回くらい行きそうですから、また撮影しますけど、悔しいなぁ・・・
Commented by mintogreen at 2006-02-28 23:28
えるだまさんの写真、もったいない~~~!
カメラ盗むなんて許せな~い!
悔しいね。
バルセロナは、兄がデザインの仕事の勉強で行った所なので、是非この目で見てみたい場所です。
本当に実現させたいな~。
Commented by elderman at 2006-02-28 23:31
mintogreenさん、そうですか、それなら是非行ってみないとね。^^
この記事は1週間のんびりバルセロナに滞在したときの話です。カメラは悔しいけど、それより300枚以上の写真が悔しいですね。(涙) 
また行くぞ~って気にさせてくれたから、ま、いっか。(苦笑)


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