えるだま・・・世界の国から

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2006年 02月 25日

呑兵衛の戯言(17)酔っ払いいろいろ

【Gさんのケース】
Gさんはお酒の強い方です。相当飲んでも酔っ払った印象は受けません。石坂浩二のような容貌で穏やかな表情の方ですから、女性からも人気があったことと思います。仕事面では彼は直球派で、変化球を投げるというのはみたことがありませんでした。私は、こういう年長者とはどうしても気が合ってしまいます。

課や係で飲むと、Gさんとはお酌のし合いになってしまいます。酌み交わすというような上品なものじゃなくてある種の戦争状態です。さあ、飲んだから、次はあなたの番、という感じで何回もお酌が繰り返されます。お猪口ならいいのですが、やがては煮物の蓋になったり、コップになったり、そりゃぁ大変なものです。

10年も過ぎたでしょうか、お互いに年をとり、私たちはキリがないと休戦協定に入りました。同じことをやっていたのでは、体への負担が大変です。私も酔っ払っていてもそうは見えないという感じですが、Gさんには敵いません。酔って乱れたGさんの姿は見たことがありません。本当の紳士なのでしょう。

Gさんの仕事に対する熱意は大変なもので、一緒に働いていた時は、やり過ぎじゃないかとこちらがハラハラしていたものです。ところがちゃんと勘所は押さえているようで、定年退職するまでトラブルは発生しませんでした。技術屋としてかつてない最高位まで登りつめて退職されました。今頃、どうされているのかなぁ、長いこと日本を離れてしまった私ですが、また一緒に飲みたいものです。

【MさんとNさんのケース】
このお二方は仕事上の先輩でした。Mさんはとてもお酒が大好きなようで、晩婚でしたが、それまでは毎日のように縄暖簾で飲んでいました。Mさんは一見大人しい方で、黙々とお酒を飲んでいる雰囲気です。一緒に飲むことが結構ありましたが、Mさんの飲み始めは、とてもゆっくりです。とても酒豪とは思えない飲み始めです。

20代の私は飲んではおしゃべりして賑やかに振舞っていましたが、Mさんはたまに口を挟む程度でいたって静かです。私たちが、いい加減、飲んでおしゃべりして一段落と思う頃、Mさんは同じペースで飲み続けています。私はもう飲めないという感じになっているのに、飲み始めとまったく変わらないペースなのですから、これには驚きました。

一方のNさんは、それほどお酒が強くなく、飲むと直ぐに赤くなって、眠ってしまいます。Nさんはあまり飲み会には参加しなかったのですが、それでも何回かはMさんと一緒に飲むことがありました。この二人が一緒に飲むと、困ったことに話題は仕事のことばかりです。飲んだときくらいもっと面白い話をすればいいのにと思うのですが、この二人には仕事のことが面白いらしく、最初から最後まで仕事の話でした。

私がもっぱら仕事のやり方を盗んだのはこの二人の先輩ですから、ありがたいものです。この二人で思い出すことがもう一つありました。出張で駅のホームで待ち合わせをしたのですが、いつまで経っても相手が現れません。私はNさんと一緒だったのですが、Nさんはそこでずっと待っています。変だと思った私は反対側のホームの階段に行って、そこで立って待ってるMさんをみつけました。放っておいたら、彼らはいったい何時間待つ気だったのでしょうか。(苦笑)
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by elderman | 2006-02-25 01:02 | Comments(4)
Commented by 安房守 at 2006-02-25 19:50 x
私のまわりにも仕事が好きで四六時中そればかり考えている先輩が多くて、この人たちがかつての右肩上がりの日本を支えていたのだと思います。
仕事がそれ自体ロマンになっていて、定年になって「来なくていいよ」といわれても「入場料を払ってもいいから仕事をさせて」と言いかねないくらいでした。
少し前まではリストラとか、そして今は格差の拡大やニートの増加などといろいろと難しい環境になっていて、かつてのいわば牧歌的な「努力をすれば報われる」とは単純にいえない時代になったように思います。
私もひょんなことで会社生活を中退しましたが、近頃のちまたの飲み会ではどんな話で盛り上がっているのでしょうか。
Commented by nekosiro at 2006-02-26 15:52 x
うちの夫とその仲間たちも飲みの席で仕事の話しに花をさかせます。と言っても夫はほとんど下戸なのでほとんど飲んでないに等しいんですが…(彼的には飲んでいる)まじめだなぁなんて横で話しを聞いている私です。
MさんとNさんの待ち合わせの話し。笑ってしまいました。仕事のやり方を盗める先輩に恵まれて幸せですね。
Commented by elderman at 2006-02-26 20:13
安房守さん、いい時代だったとも言えそうですね。^^
仕事にロマンがあったんじゃないかなぁ、自分たちでできるという自信もあったのでしょう。仕事の話が面白いからどうしてもその話題になるのでしょう。いい時代だったなぁ・・・ (遠い目)
私もリタイヤ組ですから、帰国すればいろいろな話を聞きたいですね。みんなどんなふうに変わったのかも知りたいし、彼らもまた私の変化を知りたいようです。^^
Commented by elderman at 2006-02-26 20:15
nekosiroさん、こんばんは。^^
そうですね、まじめですね。飲んで愚痴を言っているようでは先が心配になるというものです。いいご主人で安心ですね。^^
待ち合わせ、こういう話は身近にありませんか。同じような人がいると思いますけどね。(笑)


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