えるだま・・・世界の国から

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2006年 02月 23日

世界の味覚について

私たち日本人は、小さい時から、醤油、味噌の味に親しんで来ています。これらの調味料は東アジアでは一般的なものですが、世界という視点からでは地域的なものでしょう。東南アジアにはナムプラーという魚から作った醤油のようなものがありますが、これもまた地域的な味と言えます。醤油も味噌もそうですが、醗酵して作られる食品は一般的に強い臭いを伴うものですが、世界中のさまざまな地域でこの醗酵食品は開発されて来ています。

ヨーグルトにはあまり臭いがありませんが、チーズに至っては強烈な臭いを持つものがあります。そのチーズを美味しそうに食べているフランス人の神経を疑いたくなりますが、日本人が納豆を食べることを考えれば甲乙つけ難いのではないかと思ってしまいます。実際のところ、初めての人にとって、納豆は少々食べにくいものだと思います。

アジア人は醗酵食品でも美味しければ、その妙な臭いは慣れることによって克服しようとしているようにみえます。さまざまな原料で作られる焼酎のような蒸留酒ですが、アジアでは一般的にその臭いを除去しようとはしないようです。西アジア、ヨーロッパでは、ウォッカのように脱臭してしまったり、さらにジンやウイスキーのように香りを付加するのが普通のようです。

このように地域的による調味料の存在、個性的な味に対する地域的なアプローチの違いというものがあり、それぞれの地域の人々はその食文化の影響を強く受けて育ちます。日本のように経済大国となり世界中の食べ物が入ってくるようになると味覚はどんどん拡大・発展していると思います。ワインなど日本の食文化にないものですら、西洋料理と合わせて楽しめるというものです。

さて、このように地域的に違う食文化がありますが、世界中で共通する味覚というとどうでしょうか。甘いものと果物の味、これらについてはあまりいじることがないので、世界中共通した部分ではないかと思います。果物はそれ自体でも食べますが、ケーキなどの甘いものとの相性がいいので、いろいろな形で味わうことができます。

地域性の強い果物は別にすると、世界中で甘いものというものは好まれ、どこに行っても美味しいものがあります。傾向として、途上国の方が甘く仕上げるということがありますが、果物や甘いものに目がない人には世界中どこでも不自由しないのではないでしょうか。途上国で日本にあるような上品なクッキーを求めるということはちょっと難しいとは思いますけどね。

お茶や珈琲は世界的なものですが、紅茶が一般的な国では珈琲の消費量が少ないようです。緑茶は慣れない人には飲みにくいもののようで、これは地域性の強い飲み物と言えるでしょう。日本人としては、慣れない外国人が砂糖を入れて緑茶を飲むのを見てもあまり嬉しい気がしませんね。世界には他にさまざまなお茶がありますが、紅茶以外は地域性の強いもののようです。

そして、メイン・ディッシュですが、日本は貧しい国だったのでしょう、海のもの山のもの何でも食べる感じです。欧米人や中東の人々は肉が主です。鶏肉は世界のどこでも共通していますが、動物の肉としては、牛、羊、豚と少し地域的な特徴が見られます。馬、犬となるとかなり地域性が強いですね。鯨はもはや一般的な肉の中には入れられませんが、一昔前の日本では立派な肉でした。

世界共通の一番原始的な調味料は塩でしょう。そのまま食べたのでは物足らないということで味付けをしますが、塩が一番基本的な調味料ではないでしょうか。そして、さらにレモンなどの酸味を加えたり、胡椒などの香辛料を加えたりします。そういう意味ではバーベキューが一番原始的な調理方法かも知れません。

とは言いながら、毎日バーベキューとはいかないので、主食と始めに書いた調味料が登場して来ます。ここから世界の国々の人々の味覚が違って来るようです。日本料理にワインが合わないように、アルコール類はその土地の食べ物に合わせて発展して来ているようです。フランス料理に日本酒というのもちょっとやる気がしません。ビールはどんな料理にも合うという優れものですけど、メインディッシュのときには飲みませんね。

イラン人は羊の肉をもっぱら食べていますが、そういうイラン人が日本食をみると、魚臭い、醤油臭いという印象になってしまいます。逆に日本人がイランの食事をみると、羊の肉が臭い、食事にバリエーションがないという印象を持ってしまいます。インド人はそうは思っていないと思うのですが、日本人からはいつもカレーを食べているという見方になってしまいますね。

結論を出しても意味はないのですが、どこの国の人々でも慣れ親しんだ味が一番美味しいということになるのではないでしょうか。もしも、外国人が小さい頃から日本の食事で育ったら、やはり日本食を一番恋しがるようになると思います。煙草もそうなんですが、毎日吸っているものが一番美味しいと感じます。銘柄を変えた直後は美味しいと思わなくても、1週間も吸い続けているとそう思えて来るのですから不思議なものです。
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by elderman | 2006-02-23 19:14 | えるだまの観察 | Comments(10)
Commented by Mook at 2006-02-23 19:58 x
やはり、調味料のトップは塩と思います
基本ですよネ
Commented by elderman at 2006-02-23 20:28
Mookさん、こんばんは。^^
やはり素材の味を生かすなら塩というところでしょうか。^^
魚の塩焼き、塩ラーメン、ゆで卵、塩豆、塩うに、塩辛、塩羊羹、塩おにぎり、塩鱈、塩こんぶ、塩漬、塩カルビ・・・ ^^
Commented by Mook at 2006-02-23 20:47 x
そして、私の頭はゴマ塩・・・・(笑)
Commented by elderman at 2006-02-23 21:05
Mookさん、ゴマ塩ってありますね、お赤飯には欠かせない。^^
頭はかけられないなぁ・・・ (笑)
Commented by Mook at 2006-02-23 21:36 x
ごま塩 我が家では常備品です かかせません^^
Commented by elderman at 2006-02-23 21:39
Mookさんの理髪の後ですか?(笑)
フケじゃいやだねぇ・・・ ちょっと汚かったですね。(反省)
Commented by Mook at 2006-02-23 21:42 x
(◎-◎;)!! 散髪してきました、先ほど「
Commented by elderman at 2006-02-23 21:48
(爆)
Commented by 宇宙和里 at 2006-02-23 22:34 x
こんばんわ^^。 塩、、、ですか~、そうですね、ウチの娘、【千と千尋の神隠し】を見た後、「塩おにぎり」ばかりランチの持って行きたがっていたことがあります。でも、他の”お握りに混ぜるなんとか”っていうものは、すきじゃないんです。傾向としては、同じように”ソルティ”なもの、(鮭、たらこも、野沢菜、海苔玉も・・)のはずなのに、塩(+ごま)だけというとは、違うんですよね。 確かに、幼い頃から、もしくは、身近に沢山食べたものというのが、その人の味覚(何を美味しいと感じるか)を左右するのでしょう。それと、舌触りって句か、口に入れた時の感触といもの、、これも、かなりそれまでの食習慣がものをいうのではないでしょうか?(個人差もあるでしょうけど・・・) 私は、レバーみたいな ぐにょ~とした歯ざわりのものが嫌いです。レバーは、ニオイよりも、その歯ごたえが嫌い・・・。味よりも、その”歯ごたえ”の感覚のせいで、”餅”をチュ~イ~だ、ゴムみたいだといって嫌う外国人がいますが、、。お煎餅のパリッとしたものは、美味しく感じても、湿気てしまうと、不味い~って思ったり。同じしょうゆ味でも・・・。味覚って、フシギですね。
Commented by elderman at 2006-02-23 22:44
宇宙和里さん、こんばんは。^^
今回の結論は、その人にとって美味しい味というのは慣れ親しんだものということでした。味のグレードの話はまたいつかやりたいと思います。不味いという即断をせずにしばらくはどんな料理でも付き合ってみるのが賢明だと思います。未知の味の場合は特にそうですね。
イランでケバブを何回も食べていますが、あまり美味しいと思わないのは味覚のせいではなく、提供されるメニューのグレードが低いせいだと思います。イラン人が丹精込めて作ったケバブはやっぱり美味しいですから、単に外食産業が発達していないということなのだと思います。


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