えるだま・・・世界の国から

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2005年 07月 23日

蟻の思い出

今では蟻すらも生き物として大事に思っていますが、小さい頃はそうでもなかったようです。小さい頃の残虐性というのはどこから来るのか分かりませんが、小動物に攻撃を仕掛けることで、虐めに走らないで済んだのかも知れません。犠牲になった蟻たちには大変気の毒なことですけど。

私が小学生くらいの頃だったでしょう、戦争映画が大好きで夢中になって見ていたものです。水曜日のコンバットなんて待ち遠しくてしょうがなかったものです。スターリン・ビック・モロー♪、冒頭の音楽と言葉を聴いただけで興奮したものです。

物作りの好きな少年えるだまは、いろいろな兵器を作って遊んでいました。2B弾をばらしたりして結構危険なことをやっていたんです。子供部屋の押入れにある秘密基地にそれらは格納してありました。子供時代というのは面白いもので、想像していると口で音真似しているんですよね、「シュ~、ズガ~ン」なんてね。

サンダーバードなんて番組もありましたねぇ、それらのせいでしょうか、とにかく爆発を見ることは大好きだったものです。暴力ってやっぱりTVの影響なのかなぁ・・・ もちろん友達に向けて暴力を振るうなんてことはまずありませんでしたけどね。

当時水中でも燃え続ける花火というのがあって、それ自体は大して綺麗でも面白いものではないのですが、少年えるだまはそれを見て閃いたのでした。口紅のケースにシンナーを入れて、簡単なもので蓋をして、その花火を突っ込むというものです。TVで見たナパーム弾を製作したのでした。武器が完成すれば使いたくなるものです。そのターゲットが、家の庭にいる蟻ということになりました。

せっかくの武器ですから使いたいし、しかも高性能の武器ですから、2,3匹の蟻が相手では面白くありません。少年えるだまは頭を使い、蟻の大群を呼び出すことを考えたのです。庭木に水をやるジョーロに水をいっぱい入れて来て、蟻の巣穴に注ぎ込みます。

待つこと30分くらい、少年えるだまの仕掛けた罠にはまった蟻たちは、どんどん巣穴から出てきます。巣穴の中は大洪水ですから、そのまま中にいたのでは死んでしまうでしょう。ほとんど全部の蟻が巣穴を捨てて脱出し始めました。そして彼らの大事な卵を運んでいます。総勢2-300というところでしょうか。

少年えるだまは不敵な笑みを浮かべながら、手製のナパーム弾の投下の瞬間を待っています。最大限の被害を与えることこそが彼の至上の喜びなのです。ナパーム弾に点火、そして投下しました。地面に落ちたナパーム弾は花火の燃え続ける限り、シンナーの炎を噴出します。1mくらいの火焔放射です。気の毒な蟻たちはパチパチと音を立てて焼死してしまいました。大量虐殺です。少年えるだまはこれで天国に行く資格を失ったのでした。

自分で作った武器の性能に満足した後、少年えるだまは夕食の時間を迎えました。ご飯がよそわれて来ると、少年えるだまはご飯をじっと見たのです。普段は何でもないご飯なのですが、この時にはそれが蟻の卵に見えてしょうがないのです。お腹が空いていてもとても口にできるものではありません。少年えるだまは、結局一粒もご飯を食べずに夕食を終えました。

大量虐殺の犠牲になった蟻たちの仕返しというものはあるものですね。それからというもの、少年えるだまは蟻たちを虐めるなんてことは一切止めたのでした。

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by elderman | 2005-07-23 12:34 | 日々の雑感 | Comments(12)
Commented by kenbon at 2005-07-23 18:14 x
人は何かの犠牲なしに何かを得られないのでしょうか?
僕も命を学ぶのに多くの殺生をしました・・・

今ではその命に感謝しています。
人の命が潰える事に悲しみを抱く事も学んだと思っています。
悲しいニュースが多いですねT_T
Commented by elderman at 2005-07-23 18:29
kenbonさん、こんばんは。^^
動物は小さいときに兄弟同士で喧嘩をしながら相手の痛さを理解していますね。人間もできれば大勢の兄弟を持って、相手の痛みを覚えながら育たないといけないのだろうと思います。小動物が犠牲になるのはその代わりなのかも知れません。
Commented by dada at 2005-07-23 18:39 x
確かに・・ごはん粒にも見えますね・・。(^^ゞ 
Commented by elderman at 2005-07-23 18:40
dadaさん、こんばんは。^^
夕食はこれからでしょ、そんなこと想像しない方がいいですよ。(笑)
Commented by Mook at 2005-07-23 20:29 x
蟻さんはキリギリスにもいじめられ、えるだま にも苛められ

たくましく育ったのであった ふぅむ
Commented by elderman at 2005-07-23 20:48
Mookさん、こんばんは。^^
地震は大丈夫ですかぁ?のんきなことを書いているようだから、大丈夫だったんでしょうね。^^
キリギリスって蟻をいじめましたっけ?ANTZではシロアリと戦争やってましたけどね。
Commented by Mook at 2005-07-23 20:52 x
蟻とキリギリスの話を思い出しました

まだ、電車止まってます、ヘリコプターと救急車の音が止まりません
Commented by elderman at 2005-07-23 21:01
Mookさん、ヘリコプターと救急車ですか、それは大変ですね。ニュースではそれほど大きな被害はないようですが、負傷者が出ているのでしょう、お気の毒です。家との連絡はまだ取れませんが、どうなっているんだろうか・・・
Commented by 村野かかし at 2005-07-23 22:09 x
ナパームまではやりませんでしたが、水責めは僕もやりました。あの残酷さって、何なんでしょうね......。でも、そうやって「命って大切なんだ」と知っていったのだと思います。
命を奪うのがとても簡単で、だからこそやってはいけないということですよね。
まあ、犠牲になった蟻さんからすれば「いい気なもんだ!」ってことでしょうが......。
Commented by elderman at 2005-07-23 22:15
村野かかしさん、こんばんは。^^
にゃはは、みなさん同じような経験を持っているのでしょうかね。猫にBB弾を撃ったり、小動物こそ被害者でした。これは驚かせただけでしたけどね。(笑) 鳥にはさすがに当たらなかったですねぇ。
Commented by forget me not at 2005-07-23 23:31 x
私の場合そんなの比にならないくらい残虐の限りを尽くしました。
かたつむりの殻をはぐ(ナメクジになるのか知りたかった)、触覚を片方ずつ抜く(方向わかんなくなるんですね)、ベープのマットなしのところに置いて死ぬかどうか試したり、ひよこのお墓を掘り起こしたり(すごい状態で出てきました・・・)、まぁ、普通の女の子がやることじゃないッスね・・。汗。
でも、命について私なりにこれでも学んだつもりです。ゴキブリとムカデ以外は殺さないです。
Commented by elderman at 2005-07-23 23:56
forget me not さん、こんばんは。^^
わはは、すごいなぁ、本当に残虐の限りを尽くしていますね。(笑)
無邪気な子供心なのでしょうけどね、そうやって学習していくものなのでしょう。^^


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