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えるだま・・・世界の国から

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2006年 02月 07日

呑兵衛の戯言(8)シャンパン

シャンパンというのは、結婚式のときにしか飲まないようなものというのが一般的なような気がします。本当のシャンパンを家に買って帰る日本人というのは極めて少数派でしょうね。私もやったことはありません。クリスマスの時に子供と一緒に飲むシャンパンもどきは別ですけどね。

結婚式以外でシャンパンを飲んだのは、20年以上も前にヨーロッパ旅行をしたときでした。パリに着いて、夜に有名な「キャバレー・リド」に行った時のことです。多分、最低のセットだったと思います。炭酸がきつくてこれが本場のシャンパンなのかと驚いたものです。その後は、トップレスで踊る美女たちに酔ってしまいましたけど・・・

タイのバンコクに3か月滞在しましたが、タイではワインやウイスキーが安いのでいろいろ試すことができましたが、なぜかシャンパンは高価でした。熱帯の国でシャンパンを飲もうというのが、そもそもの間違いかも知れないと思ったものです。

外国生活を始めると国よってはパーティが盛んにあるので、私の場合はベネズエラ派遣からシャンパンを買うようになったと思います。シャンパンはなくてもいいのですが、なんとなく乾杯というのにはシャンパンが格好いいですね。

外国生活で思い出しましたが、そう言えば、ちょっと前までは飛行機のビジネス・クラスではウエルカム・ドリンクでシャンパンがサービスされたものです。最近は世知辛くなったせいか、シャンパンのサービスは少数の航空会社しかやっていないようです。

ところで、シャンパンが本当に美味しいかどうかについてですが、それほど頻繁に飲むものではないので、私にはまだ味を吟味するほどの舌はないように思います。スパークリング・ワインも好きですが、シャンパンに比較すると発泡性は低いものです。白ワインに微炭酸という感じですね。

5つ星のレストランでワインを注文すると高そうと思ったとき、私はためらいもせずにマテウス・ロゼを注文してしまいます。妙なワインを注文して外してもつまらないので、もっともリーズナブルな価格のものを選らんでしまいます。ちょっと甘いですが、味もそこそこだし、だいたいどこのレストランにも置いてあるものです。粋ではありませんが、市価の3倍もするようなワインを注文する気にはなれないところです。

5つ星ホテルのレストランで高級シャンパンを頼むのは大変勇気がいります。ドン・ペリニョン、モエ・エ・シャンドンなどメニューを見ただけでビックリしてしまいます。ハーフ・ボトルでも1万円以上でしょう。こんなに高いのでは味も何も味わえなくなってしまいます。高級シャンパンは酒屋で買って、家族でじっくり味わうことしましょう。それでもちょっときついかな・・・

南太平洋のある島で、海の見えるテラスで魅惑的な美女と一緒に会食、気取ってドンペリなんか注文して、メドックあたりの赤ワインでフルコースを楽しんで、彼女がデザートを楽しんでいるときに私はヘネシーXO・・・ そうやって楽しく時間を過ごすなんていうのは、想像してニヤニヤしているだけで満足するべきものじゃないかな。私の場合は、もちろん家内とのデートでそういうことをやりたいと思っていますよ。実際問題、果たしてできるかなぁ・・・ (笑)

バルセロナで家内とデートしたけど、やっぱりシャンパンは注文しなかったなぁ・・・ 最後にブランデーを注文して、いっぱい注いでくれたので喜んでいたら、その間にデジカメを盗まれてしまいました。呑兵衛の隙をつくなんて、抜け目のない泥棒です。300枚も撮影したのになぁ・・・ この時は本当にがっかりしたものです。今でも悔しいですけどね。

by elderman | 2006-02-07 01:52


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