えるだま・・・世界の国から

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2005年 12月 18日

専門家活動の紹介(8)タブリーズ州局

2004年に主催したこのワークショップのフォローアップとして、テヘランに次ぐ第二の都市とも言うべきタブリーズ州への技術移転を開始しました。タブリーズ州からの参加者が特に熱心だったので、それに応える形でテヘラン州以外の他州への技術移転を開始したのです。

(タブリーズの環境局州局)
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(タブリーズの大気汚染情報センター)
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(タブリーズでのワークショップ)
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(実践的トレーニング)
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そしてこの間に、環境局本部にあるワールドバンクプロジェクトから新規業務として2年間の専門家要請が出されたのです。環境局テヘラン州局に対する技術移転業務は3年間で終了しますが、環境局本部に移っても引き続き技術的面倒をみることができます。

テヘラン州局での3年間ではデータ管理以外にも業務をこなしていますが、日本人チームとの連携も大切なものでした。悪戦苦闘する日本人チームですが、短期派遣で業務をこなしに来るのでなかなか上手く仕事が進まないという問題点を抱えていました。

2年目に目一杯手を広げたパイロット・プロジェクトですが、どれも遅れに遅れ、大変だったようです。3年目に入る前に、私はより実効性のあるものにということでターゲットを絞って実績を上げるようアドバイスをしました。思うように進まない日本人チームは大変な苦労だったようですが、なんとか業務をまとめて3年間の仕事を収束させることができました。

一方、私の方も万事が順風満帆という訳にはいかないようで、環境局本庁の活動拠点を移動してという計画に予想もできない展開が待っていました。新しい任期が始まり、本庁のワールドバンクプロジェクト(イラン側)に執務室の提供を求めましたが、そのやり取りの中でも相手側の様子が変なのです。これまで友好的だったものが妙に高圧的なのです。

イラン人コーディネーター(プロジェクト責任者)と業務計画について打ち合わせると、私の提案の50%をワールドバンクプロジェクトに、50%を他の州に対して技術協力したいという提案をまったく受け入れません。私は全国の各州に対して技術協力を拡大するという業務計画で仕事を始めることになっていますから、ワールドバンクプロジェクト側の主張する100%協力では話が違ってしまいます。ワールドバンクプロジェクトの対象州は4州にしか過ぎません。

私が内心恐れたのは、ワールドバンクプロジェクトはまず遅延するだろうという予測があったからで、100%巻き込まれてしまうとこちらの進めたい技術移転が足止めになってしまうということでした。技術協力を受ける側の強硬姿勢にはびっくりしましたが、世の中にはいろいろな人がいるものだと思わざるを得ませんでした。

100%協力でないとダメ、そして高圧的な態度、これらを考えると、どうもこれは日本が技術スタッフを送ってくれたものと解釈しているのかも知れません。完全な妥協点のないまま時間だけが経っていきました。唯一調整役になれる環境局ナンバー2の局次官はメッカに行っていて2月までは帰って来ません。

私はこの間、タブリーズ州への技術移転作業を進め、また同時にテヘランの隣のカラジ市に対する技術移転作業を開始していました。マイナス10度のタブリーズ出張はかなり辛いものでした。

(冬のタブリーズ:飛行場にて)
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要請書の出された配属先との衝突ということで、私がイランに来て初めて業務上の本格的な窮地が訪れたのでした。

(つづく)
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by elderman | 2005-12-18 01:08 | Comments(12)
Commented by mintogreen at 2005-12-18 20:43 x
国全体の事を広く捉え、先の事も粗野に入れた計画を理解し、考えてくれれば、スムーズに進める事も出来ようもの、何が歯止めをかけるのでしょう?
そう、単純には物事考えられない複雑な絡みがあるのでしょうね。
頑張るえるだまさん、帽子がいいぞ。^^ なぜか嬉しそうだけど?^^
カメラの前だから?
Commented by elderman at 2005-12-18 20:49
mintogreenさん、いろいろな考え方があるものです。
ま、しょうがないですね。人間の歴史を振り返ると戦争の繰り返しですから、考え方の違いというのはどうしても避けられないことなのかも知れません。これだけ情報化の時代になってもやっぱり意見は対立してしまいますものね。
嬉しそうなのには二つ理由があるかな。一つは帽子はイラン人からのもらいもので初めて使えたから、二つ目は秘書がカメラマン(ウーマン)だからかな。^^
Commented by mintogreen at 2005-12-18 23:17
やっぱりな。^^
えい! パシッ!
だめよ! でれでれしちゃぁ。 
Commented by elderman at 2005-12-18 23:18
mintogreenさん、かはは。(笑)
本当は寒くて痺れていたんですけどねぇ。(苦笑)
Commented by mintogreen at 2005-12-19 00:22
日本は政治腐敗と地に落ちたマスメディアに騙される国民の大劇場が繰り広げられています。
やはり、ノアの箱舟の到来が必要なのかな?
困るよね。そんなの。
Commented by elderman at 2005-12-19 00:26
mintogreenさん、寝たのかと思ったのに。(笑)
マスメディアですか・・・ マヒメディアかと思いました。^^
どうしてこんなに質が落ちたのでしょうねぇ。長い物には巻かれろなのかなぁ・・・ 寄らば大樹かなぁ・・・
Commented by mintogreen at 2005-12-19 00:32
うん、もう寝ます。  おやすみなさ~い。
Commented by elderman at 2005-12-19 00:41
mintogreenさん、おやすみなさい。~♪
夢にも出てあげようかな。(笑) 夜中に飛び起きたら大変ですね。(爆)
Commented by mintogreen at 2005-12-19 21:15 x
え~ん。(泣)
えるだまさん、夢の中に出てきてくれなかったよ~!(泣)
そのかわりに、変なやつらばっかり出てきてー、えるだまさん、助けに来てくれなかった。(しくしく)
まっいいか、夢だもんね。^^

昨日のコメント、眠くて気づかなかったけど、"麻痺メディア"ね。うまい!
Commented by elderman at 2005-12-19 21:37
mintogreenさん、おかしいですねぇ・・・
昨夜は10時間も眠っていましたよ。その中であちこち出没していたのですが・・・ 
感性麻痺メディア、倫理麻痺メディア、論理麻痺メディア、思考麻痺メディア・・・ いろいろ使えそうです。(苦笑)
Commented by kaze at 2005-12-20 08:26 x
技術以前の人間性の問題なのか、
それとも自分で何とかしようと言う自責の意識が低いのでしょうか。
国によって様々な考え方の違いが有るのでなおさら難しいですね。
このあと、どんな解決策をとったのか気になります。
Commented by elderman at 2005-12-20 12:26
kazeさん、こんにちは。^^
このケースは個性じゃないかと思っています。巨額のプロジェクトを扱うとオールマイティになった気分になってしまうんじゃないでしょうか。お金で解決できることならとっくにできているはずなのですが・・・
続編は現在、熟考中です。原稿はできているのですが、どこまで書いていいやら・・・思案しております。(苦笑)


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