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2005年 12月 16日

専門家活動の紹介(7)他州への技術移転

私が大気汚染測定データのクォリティの向上に尽力している間に環境局がワールドバンクから9億円程度のローンをして全国に大気汚染測定局を設置する計画が具体化して来ました。私が着任の頃にワールドバンクの技術者と多少の接触はあったのですが、その後2年が経過したのでいよいよ実現する段階に達したようです。

その計画では、テヘラン、エスファハン、マシャッド、アラックの4州に40数局の大気汚染測定局が整備されると言うものです。やがてワシントンからワールドバンクの技術責任者(Mr.P)がテヘランに来て、テヘラン州局を訪問して来ました。目的は私が供与したデータ管理システムを見ることにありました。

Mr.Pのもっぱらの関心事は設置した測定局、データ処理システムが将来に渡って有効に利用されるかどうかという点にありました。一通りの説明を受けた後、Mr.Pは私に言いました、測定局の有効活用のためにイラン人スタッフの技術的指導をお願いしたいとです。もちろん私は喜んで協力すると表明しました。

(ワールドバンク主催のワークショップ)
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こうして、私の大気汚染測定データ管理に関する技術移転はテヘラン州局に対してほぼ終了し、全国版へと展開する状況になって来たのです。

私の任期3年目の終わりごろ全国規模のワークショップを開催することにしました。大気汚染測定局を持つ州に招待状を送り、概論だけでない、より実用的なワークショップを目指した企画にしました。具体的にどうデータを扱うのか、かなりプラクティカルなプログラムを用意しました。

このワークショップではこれまでに技術移転をしたテヘラン州局のスタッフにも講師をしてもらい、さらに日本人チームの専門家にも講師をお願いしました。メインテーマは測定値の信頼性の向上ですが、さらに効果的な発生源対策のために何が必要か、どうしたらいいのか、そのようなテーマもプログラムの中に盛り込みました。3日間のワークショップでしたが、順調にプログラムを進めることができました。

(2004年のワークショップ)
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(つづく)
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by elderman | 2005-12-16 11:47


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