えるだま・・・世界の国から

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2005年 12月 13日

専門家活動の紹介(5)C/P研修

専門家活動の中にC/P研修という制度があります。C/Pに実際に日本に行ってもらって研修をしてもらう制度です。私は自分の休暇一時帰国の日程に合わせて、日本国内の関係機関に協力を依頼し、調整を図りました。私の出身母体の千葉県の協力ももちろん得ました。

(千葉県で研修)
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さらに愛知県の協力を得て、C/P研修のプログラムを組みました。約3週間の日本滞在になります。イランからたった一人で日本に行って研修を受けるというものですから、多少は心細いことでしょう。通訳は業務の時間にはつけてもらえますが、それ以外にはありません。

そこで私は休暇一時帰国ではありますが、研修期間中はできるだけC/Pに同行するようにしました。千葉県の現職の人たちは昔の仲間ですから、快くC/Pを歓迎してくれました。千葉県の行政、環境センターなどで研修プログラムを済ませると、夜には歓迎会などが催され、楽しい時間を過ごせたと思います。

(歓迎会)
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週末は私と家内、そして次男を動員してC/Pの面倒をみました。一人で放っておく訳にはいきませんからね。私は一日だけ週末にゴルフに誘われていたので、次男をC/Pの付き添いに動員したのはこの日です。次男はその前に二回もイランに来たことがあったので、C/Pとも顔見知りでした。ショッピングなどのお手伝いをしたようです。私と家内とでは東京都庁や浅草、お台場などを案内しました。

(浅草にて)
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C/P研修は愛知県に場所を移しましたが、私もこの間は出張で付き添いです。愛知県でも本庁での研修やトヨタ自動車の工場見学を済ませ、イランの仕事から知り合いになった課長さんの案内で名古屋名物の「みそカツ」などで夕食を楽しみました。

(愛知県の大気汚染移動測定局)
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(トヨタの博物館にて)
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こういうお付き合いで私とC/Pとの友人関係は構築されていきました。浅草で私はC/Pにいたずらにワサビを勧め、少し多目の量だと知りながら彼が口にするのを見ていました。C/Pは涙を流しながら感動していました。それからというもの日本人チームのメンバーがイランに来るたびにワサビのお土産を彼に渡すようになったものです。もちろんC/Pはイラン人ですから刺身は食べませんが、何にでもつけて食べているようです。(笑)

(ワサビを勧めたレストラン)
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このC/P研修を終えて彼が帰国し、しばらくして桜を楽しんだ後、私の休暇一時帰国も終わりになり、イランに戻りましたが、このC/P研修以降、彼の私に対する信頼度は100%になり、親友という関係だけでなく、それからの技術移転の大きな支持者になったのでした。

そして多分このC/P研修以降だと思いますが、C/Pは一生懸命に英語を話そうとする努力をし始めたのです。通訳の秘書がいるときはあまり英語を話しませんが、二人でいるときはほとんど問題ないくらい英語で話をしてくれます。最初はしかめっ面で英語を一言も話さずにいたC/Pでしたから、私の専門家活動の前途を心配したものですが、まったく反対の嬉しい誤算になりました。

(おまけです。これは日本の自宅にC/Pを招待したときのものです。)
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(つづく)
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by elderman | 2005-12-13 00:27 | Comments(20)
Commented by istiklal-avenue at 2005-12-13 00:38 x
ようこそ、日本へお帰りなさい!!イラン人の友達も連れてきましたね。きっと、イラン人の友達は嬉しいと思います。僕の友達のイラン人のレザにえるだまさんのブログを見せました。レザは、えるだまさんのブログにある写真を見て懐かしくなって涙ぐんでいました。^^
Commented by elderman at 2005-12-13 00:44
istiklal-avenueさん、こんばんは。^^
ありがとうございます、でも、このシリーズは過去を振り返ったお話です。
この記事の内容は、もう2年半も前の出来事です。
そうですか、喜ばれたならいいのですが、レザさん、ホームシックになっちゃったかな。
Commented by mintogreen at 2005-12-13 01:00 x
えるだまさん、こんばんわ。^^
えるだまさんはじめ、チームの努力の結果を知る事が出来とても嬉しく思います。これから、まだまだ、やるべき事、問題の解決があるかと思いますが。いつも笑顔で、真剣なえるだまさんに、皆さんが大変信頼をよせられている事も今以上にお仕事の成功につながっていく鍵だと思っております。
日本帰国楽しみにしております。 (ナンチャッテ^^)
Commented by mintogreen at 2005-12-13 01:22 x
What a shock !
あの、ピンクのエプロンの美しい方が、えるだまさんの奥様ですか?^^
素敵な御家族ですね。^^
Commented by elderman at 2005-12-13 01:23
mintogreenさん、ありがとうございます。^^
私は一匹狼のように仕事をしていますが、そのためには大勢の方々の支援があるのです。そういう方々の支援を無駄には出来ませんから、一生懸命やるしかないですよね。^^
Commented by elderman at 2005-12-13 01:24
mintogreenさん、はい、そうです。^^
ピンクのエプロンの美しい方が私の奥様です。わはは。
でもねぇ、私が12年も家を空けていますからねぇ・・・・
Commented by mintogreen at 2005-12-13 01:29 x
こんな素敵な家族がいるから、頑張れるのですよ。^^
もしかしたら、あの、イイ男が次男さんですか?^^
タイプだわ。 えるだまさんにそっくり。
Commented by elderman at 2005-12-13 01:32
mintogreenさん、そうなのでしょうね。^^
写真の息子は長男の方です。現在彼女はいないはずですから、どうぞ。(笑)
Commented by 宇宙和里 at 2005-12-13 08:13 x
おはようございます。C/Pの日本へきてもらっての研修、、こういうのは、やはりどんな分野でも必要というか、あったら効果的だと私も思います。たとえ、それが観光目的(?)の人が来たとしても、日本というものを直に感じてもらうと、相互理解の助けになると思います^^。 残念なのは、そういう研修後に、なんらかの事情でその職場を離れてしまうことがある・・ことですが、それでも個人的には日本というもの・日本人と言うものを知ってもらえるのは好いかな~と。えるだまさんのC/P氏は、日本語というのと英語がかけ離れている、でも、えるだまさんが英語でお仕事をなさっているというのを、もしかして、自分に生かそうと思われたのかしら?!もっと互いに意思疎通を図るためには、共通言語があると助かりますからね^^。そうそう、味噌カツ、私食べたことないのですが、、、もちろん豚じゃなくてチキンか何かだったのでしょうか???気になってます~。
Commented by elderman at 2005-12-13 11:21
宇宙和里さん、おはようございます。^^
C/Pは大変頭のいい人ですから、研修目的はよーく分かっております。日本の様子を知って、私の主張していることがよく理解できたと思います。イランでピーチクパーチク言っているだけではなかなか理解まではいかない点もありますからね。仕事以外の日本の様子もたっぷりと見ていただきました。C/P氏は生魚以外は何でも食べられますから問題はないです。彼の英語の努力はもちろん私との直接のコミュニケーションのためでしょう。通訳がいつも必要というのでは不自由でしょうがないですから。特別敬虔なイラン人でない限り、トンカツは大好物のはずです。^^
Commented by ショコポチ at 2005-12-13 13:19 x
C/Pさんとの人間的なふれあいが垣間見えて、なんだか涙ぐんでしまいました(笑)。私も異国でこんなもてなしを受けたら嬉しいでしょう。ビジネスisビジネスとはいいますが、基本にあるのは人間対人間の信頼関係だと思います。
Commented by anjoy24s at 2005-12-13 14:44 x
eldermanさん、
二枚目のカウンター・パートのおじさま、俳優さんでそっくりな方いらっしゃいます~、名前が思い出せないのですが・・・・・。 eldermanさんの奥様、すっごいお優しそうで素敵な方~!! とってもお似合いですね。 
Commented by fairysilva2 at 2005-12-13 23:51
あらあら、ご家族の方々ですね。お母さん(どちらのか分かりませんが)も入られていいですね~
それに、お子さんもこんなに大きくなられて。以前の写真は小学生ぐらいでしたので・・・
私は私的なことはあまり載せないようにしているのでちょっぴり羨ましいです。

味噌カツは名古屋にしかないようですね。お味は如何でしたか。
一度食べると病みつきになるようで、我が家の子供達は大好きです。
帰郷の折にはいつも味噌カツを用意しています。
Commented by elderman at 2005-12-14 00:50
ショコポチさん、あらま、そうでしたか。^^
でも、そうですよね、結局は人間関係なんです。イランで割合上手く仕事が進んでいるのもC/Pのお陰だとも言えます。^^
Commented by elderman at 2005-12-14 00:51
anjoy24sさん、ありがとうございます。^^
その俳優さんの名前を思い出したら教えてくださいね。C/Pに伝えて冷やかしたいですから。(笑)
Commented by elderman at 2005-12-14 00:53
fairysilva2さん、こんばんは。^^
私の場合、仕事自体がオープンな性格ですから、公開しても何も問題はありません。家族も怒ったりはしませんよ。^^
味噌カツはこのときが初めてだったかも知れません。美味しいものですね。^^
Commented by じゅきーた at 2005-12-14 06:26 x
ご無沙汰していました。
専門家の活動というのは、協力隊同様なかなか公にならない部分があったので、興味深く読ませていただきました!私たち隊員は地域型の草の根協力ですが、専門家は政府と直結したお仕事をされている・・・だけど、現地の方たちとの人間関係を構築する苦労などは同じですね。時間をかけた相互理解が良好な関係を作っているのというのをよーく感じました。まだまだ未熟だぁ。がんばりまっす!私もCPを日本に連れて行きたい・・・。
Commented by 宇宙和里 at 2005-12-14 08:36 x
おはようございます^^。今頃は、ケルマンで、夢をみておられる頃でしょうか?! 私が書いた先ほどの”観光目的であったとしても” というのは、CP氏のことではなくて、一般的というか、私の知っている人たちの中にそういう人もいる・・っていうことなのですけど^^、いや~トンカツが好物とは!そりゃ、良かったです^^。  ショコポチ さんが書いておられる >>ビジネスisビジネスとはいいますが、基本にあるのは人間対人間の信頼関係 >> これは、実は、大事だと解かっていながらも、本社(日本とか)の人ともそうですけど、現地の人との付き合いとなると、実際にそれを意識して仕事&生活するのは簡単ではないでしょうね。 以前、三人の作家のエッセイをまとめてあった文庫本で、(どなたの者か忘れましたが)ある日本の企業マン(?どちらかというと技術畑のひと?!)が、南米で作り上げた人脈と、日本の横糸(会社の人間関係)のことが書かれていました。その方は、自分の出世とかよりも、日本から現地へくる人への心配りを優先して務めてきた人でした、が、結果、それは何年も後の会社にとっての財産になった、というお話でした・・・。
Commented by elderman at 2005-12-14 23:44
じゅきーたさん、こんにちは。^^
出張から戻って来たばかりです。協力隊も専門家も人間を相手にしている仕事ですから、似たところは多いでしょう。役所の本庁ともなると優秀な人が結構いるのでヤリガイも生まれて来ます。じゅきーたさんも頑張って任期をまっとうしてくださいね。
Commented by elderman at 2005-12-14 23:47
宇宙和里さん、こんばんは。^^
日本政府も長い目でこういう活動を支持してくれればいいのですが、現実はなかなkそうでもなくてね。ま、これまで支援してくれたことを感謝してはおりますが、残り1年計画だったものが急遽3か月に短縮されてしまいました。この話はおいおい書いていくことになるでしょう。


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