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2005年 12月 10日

専門家活動の紹介(2)業務開始

問題点を発見したところで、次は問題解決のためのアプローチです。どうして測定値に異常値が多いのかを調べなければなりません。メンテナンスを委託されている会社の技術者と原因究明をしました。その結果、スペアパーツが古く、故障が起きると、部品調達までに時間が掛かり、異常値が放置されると言う問題もありました。その他、測定レンジの調整のための標準ガスが期限切れだったり、停電による不具合などの問題が明らかになったのです。

(サンプリング・チューブのチェック)
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(コンバーター不具合の修理)
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専門家としての対応:
・スペアパーツの手配、十分な予算の手当てについて州局長に文書で要請
・当座の測定精度の向上のため、必要最低限のスペアパーツの購入手配
・C/Pに対して異常値発見のための常時監視の必要性の提案

テヘランの大気汚染発生源についても調査する必要があるので、主要な発生源について現地視察を行いました。自動車以外の市内にある大規模発生源は、発電所、製油所、セメント工場、煉瓦工場がありましたが、テヘラン全体に影響を及ぼすほどのものではありませんでした。テヘランの大気汚染は自動車交通公害であることが確認できました。

(製油所)
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(セメント工場)
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(煉瓦工場)
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テヘランの大気汚染の発生機構を知るためにはこの地域の気象情報が重要です。私は気象局を訪問し、この地域の気象特性について情報収集をしました。その結果、この地域の季節風、乾燥の理由などを知ることができました。砂漠気候の地域ですから、東京と同じ緯度だと言っても同じ特徴を持っているとは限りません。実際、アルボルズ山脈とザクロス山脈の存在は大きな影響を持っているのでした。カスピ海のあるアルボルズ山脈の向こう側では日本のような気候であることを知ったのもこの時でした。

(気象局)
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(つづく)
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by elderman | 2005-12-10 14:50


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