えるだま・・・世界の国から

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2005年 12月 08日

パキスタン編(9)お礼

大きなカルチャーショックのひとつにイスラム教徒のお礼があります。発展途上国ではよく見られる光景ですが、人の通行の多いところには乞食というか物貰いの人がいます。ムスリム(イスラム教徒)の彼らに気の毒だと思ってお金を上げても、お礼は言わないものなのです。ましてや少な過ぎるお金では彼らの怒りを買ってしまいます。

我々日本人はまず彼らの考え方を知る必要があるようです。貧しい人にお金を恵んだりすることは、イスラム教であれ善行であることに変わりはありません。善行を行なったのはお金を恵んだ人ですから、その善行によりさらに天国に近くなったということになります。善行をさせたのは、お金を恵んでもらった物貰いですから、その善行をさせてもらった方がお礼をいうべきという考え方なんですね。ですから、お金を恵まれた物貰いさんは、決してお礼を言わないのです。

豊かな者が、貧しい者に施しをするのはイスラム教では当然と考えられています。パキスタン政府も当然そういう考え方ですから、経済大国である日本はいったい何をしてくれるのって正々堂々と主張してきます。知らないでそういう態度をみるとびっくりするものです。

どうか彼らイスラム教徒の態度を不遜とは思わないでくださいね、そういう考え方が背景にあるのですから・・・ 日本人でもいろいろな考え方がありますが、世界はもっと広い!
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by elderman | 2005-12-08 00:02 | Comments(4)
Commented by 宇宙和里 at 2005-12-08 08:31 x
おはようございます^^。 いや~ まったくもってそのとおり!勘違い甚だしい!と思いきや、、、あちらは、≪当然≫って思ってたりして~~。 それでも、イスラム・非イスラムに関わらず、経済援助などの債務を削減はまだしも、”帳消し”をあたりまえのように主張されると、(正直言って)頭にきます。それらの援助金は、わたしたちの税金でもあるわけで、あまり余っていて援助したわけじゃないのに~~って。 ただ、債務が帳消しになることで、やっと”借金地獄”から解放され、それにより、あとは、ほんとにその国(援助されていた)次第だ、、とスタートラインに立った、とそう言われると、ま、それなら、未来への投資!ということでいいかなと(子育てみたいな気持ち・・・)思います。(でも、あまりにも当然!と主張されるとムカつく~~~)、そういえば、サウジアラビア ナンバーの高級オープンカーに物乞いの少年が近づいて行った時、(私は、その二台くらい後に居た)、他の車は少年に窓さえも開けなかったけど、サウジの車は、ちゃんとお金を渡していました^^。ラマダン時期じゃなかったけど・・・。 
Commented by elderman at 2005-12-08 11:05
宇宙和里さん、難しいテーマだと思います。
日本人は感謝の態度を大事に考えますが、そう考えない人たちもいる訳でこのあたりは文化・習慣の違いから来ているのだと思います。援助されている国がいつも日本に対して腰を低くして有り難がっているなんて絵は日本人しか期待しないんじゃないでしょうか。援助されていても堂々としているというのは国際的には普通の態度だと思います。援助を受けたときには感謝はするでしょうけど、いつまでも過去のことについて感謝し続けるというのは日本人の感性ですから、この点でも少しズレを感じます。
富める国が貧しい国を援助するというのは国際的には当然というのが基本的な考え方でしょう。
Commented by untikusai at 2005-12-08 17:27 x
国民総乞食なんて言ったら怒られる?怒れないでしょう。政府のトップまで、物乞いしても恥ずかしい気なんてこれっぽっちも無いんだから。
苦労されてる皆さんにも申し訳ないし、労多くしてそれがあたりまえじゃ、税金納めている日本国民もやっとれない。(- -)
Commented by elderman at 2005-12-08 17:30
untikusaiさん、難しいですね。
日本は敗戦でほとんどゼロからスタートしましたが、GHQから食料の支援を受けたり、世界銀行から金を借りたり、それでも自力でずい分努力をして来たものですけどね。世界の国には自分で努力するより、あるものは利用すればいいという考えの国も多いのです。なかなか先進国と途上国との差が縮まらないという理由でもあります。(汗)


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