2005年 10月 27日

晴れ後曇り

3時半に起きて6時の飛行機でヤズドに向かいました。前回の出張でやり残したことの仕上げのためです。前回はヤズドの局長さんの依頼で、現場を見に行くという飛び込みの仕事が入ってしまったので帰りの飛行機までにやりおおせなかったのです。また来週来ますと約束したものでした。

ですから2週続けての出張となったのですが、驚いたことにヤズドの朝の気温は9度でした。先週は夏のようだったのにたった一週間後のヤズドはまるで冬のようでした。ヤズドには春と秋がなくて夏と冬だけというのを実感したところです。

宿泊するホテルは前回好奇心で覗いたホテルを予約してありました。早朝の7時だというのにチェックインでき、部屋ももらえました。この辺はイランの融通の利くよい点だと思います。飛行機の便に限りがあるので、こういう対応をしてくれないと困ってしまいます。

この日は飛行機の遅れもなく、8時から1時頃まで掛かった仕事の方も順調に行きました。ラマダン中なので、1時を過ぎたら現地スタッフの方も集中力を欠いて来ます。私たちは旅行者なのでラマダンの適用外ですからホテルに戻って昼食をしてヤズドのバザールでお土産などを買うことにしました。

アシスタントのアツーサは家族と両親のために目当てがあったようで、そのお菓子屋さんをさがしました。地元では有名なお菓子屋さんなので、前回の写真のお店までいかなくても近くに支店がありました。今日はなくなりましたという話だったのですが、彼女は不思議と目当てのものを手に入れることができました。

ここまではすべてが順調に進みました。日本ではこういうのを「日がいい」と言いますなんてアツーサと話をしていたのですが、すべてが上手く行くと言うのは長くは続かないようです。買い物が終わったので、二人とも睡眠不足ですから昼寝をすることにしました。

私の部屋は中庭に面したいい感じの客室です。うとうとしているとレストランの従業員の話し声がして来ます。その声の大きなこと、挙句の果てに大声で歌まで始める始末。これでは昼寝も悪夢付きの仮眠になってしまいました。起き出して調べてみると、私の部屋はレストランのキッチンの出入り口の隣だったのです。

ホテルの屋上から夕焼けを見ようかと思いましたが、既に日没の時間を過ぎていて、すっかり暗くなっていました。しょうがないのでアツーサを起こしてモスクの夜景を見に行こうなんて話をしていると、レセプションの女性係員が私の部屋を替えてくれると申し出てきました。騒音問題のある部屋だと知っていたようです。それではと私はより静かな配置の部屋に移りました。

アツーサと夜のモスクなどを見学し、私は翌朝の寒さに備えてベストとカーディガンを買うことにしました。こういうものはイランでは日本の物価の7分の1なので信じられない値段で買えます。そしてベトナムに行くお土産としてイラン製のテーブルクロスを何枚か買いました。私は小さなショルダーバッグしか持参していなかったので、お土産とバッグが入るような大きさのスポーツバッグを買おうと思いました。

そのバッグ屋さんは直ぐにみつかり、想定していたバッグも600円くらいで買えました。日本では3000円はするでしょうか。これだけ簡単に希望のものが手に入るとはまだ「日がいい」状態は続いていたようです。

ホテルで夕食をして、シャワーを浴びて寝たのですが、悪夢付きの昼寝のせいかなかなか眠れませんでしたが、日中歩き回ったので眠りにつくことは難しくありませんでした。ところが問題はこれからでした。お祈りの時間を知らせるアザーンが一日3回あるのはイスラム教シーア派の特徴ですが、なんと10時くらいからあちこちのモスクのスピーカーから大きな声でなにやら聴こえて来るのです。

お祈りでもない、アザーンでもない、それはただ大声のぼやきみたいなものです。しかも、それが延々と1時近くまで続いたのでした。朝の飛行機で帰るというのに、まったくぅ。朝アツーサに話を聞くとこの晩は特別な日で一年の行いの懺悔をするんだそうです。その見本なのでしょうか、うだうだとスピーカーでそんなことを聞かされ続けたのですからたまりません。

市街地の中にホテルを求めたのが原因ですが、特別な日に当たったのも不運としか言いようがありません。静かな部屋のはずがとんでもない騒音の中で過ごすことになってしまいました。挙句の果てにチェックアウトをしようとすると早朝なので誰もいないという始末、幸い飛行場には30分前に到着できましたが、最後までいらいらさせられる滞在でした。

イランの空には雲がありませんが、今回の出張は晴れ後曇りという結果でした。雨にならなくて良かったというか、イランでは雨は歓迎されますけど・・・
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by elderman | 2005-10-27 20:23 | 日々の雑感


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